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■1■対岸の荒川右岸からの遠景
この辺りの荒川は断崖の高さも10mから15mほどとそれほど高くはありません。
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■2■同様の遠景 画像クリックで拡大
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■3■山上の十二社大神への登口
この場所から向って左手の尾根筋を登っていきます。するとすぐに尾根筋の上でます。そこから堀跡のようにも見えなくもない山道を過ぎ、次に廃屋となった小さな物置小屋を過ぎると、右手の谷沿いに「4」から「8」までの「遺構」らしきものが所在しているのが目に入ります。
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■4■腰郭の上段部分
奥行き6m×長さ20mほどくらいの広さ。
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■5■腰郭の下段部分
規模は上記とほぼ同様。
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■6■階段状に築かれた腰郭風の平坦地 画像クリックで拡大
外見上は尾根筋と谷筋に跨る比較的規模の大きな腰郭なのですが。二段ないし三段の階段状の平坦地が存在しますが、やや広すぎることもあり遺構かどうかについてはどうも確信が持てません。
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■7■腰郭状の平坦地から撮影した石塁?画像クリックで拡大
高さ1mから2m、長さ10mほどの石積みが谷の左岸に構築されていました。シシ垣にしては位置的に不自然で、どことなく全体的に比較的新しそうな印象があります。石材や木材などの搬出のための施設の一部のようにも思え遺構かどうかは分かりません。
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■8■石塁?画像クリックで拡大
同じものを接近して西側から撮影したもの。
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■9■主郭直下東側の腰郭のような平坦地?
空堀状の溝や切落としの地形が見られる5m×15mほどの広さを有する谷沿いの平坦地。
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■10■主郭 画像クリックで拡大
十二大神を祀る祠の所在する山頂は直径20メートルほどの平坦な楕円形をしています。ここが砦跡とすればまさに主郭に相当する地形ではないかと考えられます。
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■11■主郭西側の緩やかな尾根筋
右手の南側は比高80メートルの程の断崖に近い地形のため特に防御施設の構築を必要とはしません。これに対して西側は緩やかな尾根続きの地形のため堀切などの遺構の有無を確認したものの、残念ながらそれらしい形跡は見当たりませんでした。
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■12■長興寺山門前から見上げた砦跡
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■13■荒川対岸の田野城から
正面の山は有名な標高497.1メートルの宝登山でその手前の低い山が「根岸山砦」辺り。高松城や城峰山(城郭遺構であるという説と遺構ではないという二つの説があるようです)の方角もはっきりと見えます。
この眼下に所在する根岸山砦はその相互の位置関係からみて、千馬山城や天神山城との間を繋ぐ物見台や狼煙台或のような役割が感じられます。 画像クリックで拡大
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