（　2006/11/07　）
凸伝承地名の一つなのかとも
　「埼玉の中世城館跡」などによれば、白岡八幡神社の南西の公道沿いに所在する「八幡公園」付近が、概ね該当地の模様ですが委細は全く不明です。　地形状の特徴として、台地の先端部分に所在し南側の低地との比高差は最大３ｍから４ｍほどあることだけは確かですが。　この東側に所在する「陣屋」乃至「白岡氏館」とも地理的に重複している可能性があるようにも思えますがその関わりも不明。　付近の方に聞こうにも新しい住宅地が多く、以前からの旧家のような民家は殆ど残っていません。　このため時代背景や人物との繋がりも不明で、地元に残る伝承地名の一つのようなものと曖昧な推定で納得するのが関の山にて他のことは全く．．

■１■白岡町コミュニティセンターと浄水場の建物

　谷津である水田面との比高差を記録するために撮影したもので、特段の意味などはありません。
　このような市街地内に所在する由来不詳の城館跡は、訪れるたびに何故かとても侘しさを感じてしまうのであります。

■２■白岡の塔

　八幡公園の南側に所在するも戦没者慰霊塔で、日清戦争から太平洋戦争までの戦没者名などが石碑に刻まれておりました。他所で良く見かける「忠魂碑」「彰忠碑」と同様のものですが、その名称に郷土の地名を冠しているのは比較的珍しいものと思われます。

■３■八幡公園

　東西、南北それぞれ６０ｍほどの広さの八幡公園では、ご近所のお年寄りの方が秋の日差しを浴びながら、実にゆっくりと散策されていました。　勿論公園の造成のため遺構に関連しそうな地形があるはずもなく．．．