33 日本から城が消える 加藤 理文 著/洋泉社/2016年刊行/900円 (2016/12) ここ10年ほどのあいだにいわゆる城郭ファンの数は城郭ブームともいえる潮流の中で飛躍的に増えてたが、一方では高度成長期以降に「再建」されたRC構造の城郭建築物の多くは建築物としての耐用年数の限界を迎えてその存在が脅かされている状況にあるという。
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32 城館調査の手引き 中井 均 著/山川出版社/2016年刊行/1800円 (2016/10) 1993年に新人物往来社より刊行された文化財担当者の入門書を意識した 3 「城館調査ハンドブック」が中世城館のみを対象としているのに対して、本書ではオールカラーで近世城郭を含めた内容となり、読者層をひろく意識したこうした内容の書籍が刊行されるという城跡めぐりブーム到来をあらためて痛感するものである。
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31 城巡礼 東京45ヵ所めぐり 東京地図出版/2008年刊行/1300円 (2011/05) 多摩地区の一部の山城を除けばだれでも訪れることのできる城跡が掲載されてあり、情報の新しさ、周辺地図の収録など本書を手ずさえて初めて東京都内の城めぐりを行うに万人向きの便利な一冊です。城郭ブームに乗って出版されたもののようですが、オールカラーB6サイズコンパクト版全111頁という体裁を考えると些か消化不良も止むを得ないところかもしれません。惜しむらくは値段設定がやや高めのように感じられました。
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30 意外と知らない!こんなにすごい「日本の城」(じっぴコンパクト) 三浦正幸 監修 /鞍掛 伍郎 著/実業之日本社/2009年刊行/762円 (2010/05) 歴史ブーム、城郭ブームに乗って出版された書き下ろしの新書版ですが、肝心の城郭の解説部分で図版・写真の掲載が極めて少なく決して分かりやすい構成になっているとは言い難いものがあります。また恐らく建築史を専門とする監修者である三浦氏は名目だけのように思われ、上記執筆者の記述によるところが多いものと推定されます。
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29 「こんな城もあったんだ」(日本名城・奇城ガイド) 本岡 勇一 著/TOブックス/2010年刊行/1400円 (2010/03) 日本各地に散在する250か所以上にも及ぶ城跡探訪入門の基本的資料ともいうべきもので、竹田城の雲海にそびえる石垣群のカバー、そして扉折り込みの珍しい雪景色の竹田城の画像も収録されています。勿論1城につき2頁見開きという平易な体裁を堅持し大変読みやすく、要約した歴史的経緯、見どころに加えて交通情報アクセス付きという親切さ。
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28 「知識ゼロからの日本の城入門」 小和田 哲夫 著/幻冬舎/2009年刊行/1300円 (2010/02) 姫路城を含む近世城郭22城を中心にした、正に入門者向けに相応しい基礎知識を分かりやすく解説した内容構成となっています。しかし販売価格を抑えるためか、肝心の姫路城の空撮パノラマ画像に明らかな見劣りが感じられます。また、そのほか後半の城郭を構成する縄張り、門、堀、橋、塀、土塁などの解説には平易を意識しすぎて雑になったという印象も拭えませんが、入門書としての性格を考慮すればやむを得ない事情なのかもしれません。
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27 「都道府県別日本の名城ベスト10」 (新人物文庫) 中井 均 編/高志書院/2009年刊行/667円 (2010/01) 「歴史読本2009年5月号」を元に再編集したもので、47都道府県別に日本全国の古城・名城が網羅されています。交通案内や概念図(縄張図)の掲載を欠くところ残念ですが、これを片手に全国を対象に城跡めぐりをするには誠にハンディでコストパフォーマンスの高い優れものといえましょう。
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26 「中世の合戦と城郭」 峰岸純夫 著/高志書院/2009年刊行/2500円 (2009/07) 峰岸純夫氏による90年代から近年に至るまでの中世の合戦およびこれに関る城郭等に関する発表済みの論考集で、今回の刊行にあたり新たに補注が付され巻末には関連の深い引用資料が極めて詳細に掲載されています。今後シリーズ化が予定されている「高志書院選書」の創刊に相当するもの。
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25 「戦国時代の城 遺跡の年代を考える」 峰岸純夫・萩原三雄編著/高志書院/2009年刊行/2500円 (2009/07) 城郭の年代に関して縄張論と考古学的調査結果が大きく乖離する結果となった「杉山城問題」を一つの契機として行われた「シンポジウム 戦国の城と年代観-縄張り研究と考古学の方法論-」(2008年10月)における報告等を編纂したもの。
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24 「ふくしま紀行 城と館 武者たちの舞台」(上下巻) 福島民報社/2007年刊行/各2500円 (2008/08) 史進どのよりの情報により購入したもの。地方小出版の流通ルートには乗らない直販スタイルで、アマゾン、楽天、ジュンク堂の何れも取り扱いなし。上下巻(各313ページ、オールカラー、B5版)で福島県内の合計130か所ほどの城館・陣屋などが掲載されています。平成15年3月から19年2月までの間福島民報に連載されていた記事を創刊115周年紀念事業として単行本化したもの。
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23 「名城と合戦の日本史」 (新潮選書) 小和田 哲男 著/新潮社/2007年刊行/1100円 (2008/06) 戦国期から西南戦争までの城を舞台にした50の合戦について記述され、「有田合戦と銀山城」(安芸武田氏の滅亡)「地獄嶽城の戦い」(大洲城の前身)「虎丸城・引田表の戦い」(長曽我部氏の四国制覇)「湊騒動の顛末」(出羽・津軽両安東氏の争い)など比較的ローカルなものを含めて略述されています。
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22 「大阪城400年」 岡本 良一、渡辺 武ほか共著/大阪書籍/1982年刊行/950円 (2008/01) 豊臣秀吉が大坂城を築いてから400年に当たることを記念した、カルチャーセンターの代名詞ともなった朝日カルチャーセンターでの公演会での内容を編集収録したもの。
岡本良一、渡辺武の両氏、ルイス=フロイスが記した日本史翻訳者など当時の一流の研究者が名を連ねています。
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21 「大坂城のなぞ」 村川 行弘 著/学生社/2002年改訂新版刊行/2200円 (2007/12) 昭和44年に大坂城の石垣とその刻印の膨大かつ綿密な調査にかかわった筆者の旧著を改版にあたり一部改定したもの。雲をつかむような石垣の数量の計算、石垣に刻まれた刻印の持つ意味、西国諸大名に割り当てられた丁場と現実の普請の違い、謎の抜け穴の存在(⇒排水溝でもない用途不明の穴との結論)など文献史学の手法とは些か異なった考古学者の視点からの学術調査の妙味が随所に現れています。
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20 「大坂城」(岩波新書) 岡本 良一 著/岩波書店/1970年刊行/150円 (2007/12) 石山本願寺時代に始まり、秀吉による大坂城築城および惣構に関わる記述、城下町の形成、大阪の陣、徳川氏による大坂城の再建、幕末から明治にかけての荒廃、昭和の天守復興、太平洋戦争による被害と時代を追って万遍なく解説されています。
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19 「大坂城」(歴史群像 名城シリーズ1) 小和田哲男、宮上 茂隆、松岡利郎、渡辺武、内田九州男 共著/ 学研/1994年刊行/1500円 (2007/12) 下記の著書をベースとしているものの城郭建築史の視点にとどまることなく、複数の専門家により様々な角度ら執筆されより一般向けの内容となっています。
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18 「大坂城-天下一の名城ー」(日本人はどのように建造物をつくってきたか) 宮上 茂隆 著/草思社/1984年刊行/1600円 (2007/12) 読者層を児童・生徒を想定して編集されていますが、フリガナがなければ一般向けに出版されたものといっても差支えない内容。豊臣秀吉が築いた大坂城とその後徳川氏により再建された大坂城の違いについて土木建築史の観点からその学術的研究成果を分かりやすく記述したもの。
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17 「土一揆と城の戦国を行く」-朝日選書ー 藤木 久志 著/吉川弘文館/2006年刊行/1300円 (2007/10) 本願寺門徒に関する考察、戦国期における「村の城」の存在の論証、飢饉の最中に公共的投資を行う有徳人の存在、後北条氏両国における百姓の退転、「山城停止令」に関する考察など多様な示唆に富んだ内容が記されています。反面一冊の著書として捉えた場合には、結果的にテーマが分散していることからやや読みづらさを感じる側面もあるように思われます。
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16 「中世武士の城」-歴史文化ライブラリー 齊藤慎一 著/吉川弘文館/2006年刊行/1700円 (2007/10) 前著である「中世東国の領域と城館」(2002/吉川弘文館)のエッセンスをより一般向けに凝縮し、城館における宗教・信仰という要素を大きく膨らませた内容。引用した史料を丁寧かつ分かりやすく解説し説得力が感じられます。関東が戦国時代に突入する以前の15世紀前半までの武士の本拠とは、「来世における極楽浄土と現世利益の体現のための宗教施設を伴う地域の安穏を希求し保証する非軍事的空間であった」との見解は中世前期における城館の既成概念に少なからず影響を及ぼすものと思われます。
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15 「日本史小百科 城郭」 西ヶ谷恭弘 著/東京堂出版/1988年刊行(1993年新装版)/2500円 (2007/09) 有史以前の稲城に始まり、弥生期の環濠集落、鬼の城などに代表される古代西日本に散見される神籠石、朝鮮式山城、都城、東北の城柵、方形館址から戦国の山城、近世の城郭に至るまでの一連の流れを概説したものでまさに小百科の表題に相応しい内容です。今日的な城郭研究の視点からは疑問視される部分があるものの、一般向けに書かれた20年前の城郭史の概説としての考え方を知る上では有用な一冊であると思われます。加えて幕末から明治初期にかけての近世城郭の古写真が豊富であることは大きな特徴のひとつといえます。また、巻末には日本城郭史年表、城郭関係参考図書一覧に加えて索引が付されるなど読者に対する便宜が考慮されています。
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14 「城破りの考古学」 藤木 久志 / 伊藤 正義 編著/吉川弘文館/2001年刊行/3800円 (2007/09) 越後の中世城郭の破城に始まり肥前名護屋城、島原城など戦国時代から近世初期にかけての人為的な城郭破壊の意味を主に考古学的見地から考察した16編に及ぶ論考集。城破り(しろわり)の儀礼作法、自焼没落は徹底抗戦を意味する、無人の居館(居城)は不吉であるという中世の観念の存在、郭内の竹木の伐採は占領した城館の繁栄の象徴の破壊であったなど非常に示唆に富んだ内容。また諸城破却令、山城停止令、元和の一国一城令などの広域的な城郭破壊の実情とその歴史的意義に対する論及も興味深いものがあります。
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13 「もう一度学びたい日本の城」 中山良昭 著/西東社/2007年刊行/1400円 (2007/08) いわゆるマニア向けに書かれたものではなく一般向けの読みやすく実用的な入門書。下記の「日本百名城」を底本にして、近世城郭の解説により比重を置いていることが特徴のひとつ。ただし、史実としての理解を第一義として読むことは些かの疑問も散見されます。
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12 「日本百名城」(朝日文庫) 中山良昭 著/朝日新聞社/2004年刊行/640円 (2007/08) 近世城郭を中心に全国百か所の名城を紹介。その最大の特徴はその全てに簡潔な縄張図が付されていることに尽きます。なお強いて言えば距離の表示、比高差、標高などのデータ並びに縄張図の出典と現存遺構などが示されていると更に喜ばしいところです。文庫版でもあることから大変お買い得ではあります。
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11 「名城の日本地図」(文春新書) 西ヶ谷恭弘・日 著/文藝春秋/2005年刊行/880円 (2007/07) 近世城郭の建造物、石垣を中心として100か所の名城を解説したもの。元和元年(1615)の一国一城令による城郭の破壊に始まり、その後の火災、明治5年(1872)の破却令などを経て多くの建造物としての近世城郭が消滅。そうしたなか、辛うじて現代にその姿を伝えられた名古屋城、広島城、岡山城など著名な城郭建築も空襲や戦後の失火により焼失。そして現代は築城400年となる節目に当たることから空前の城郭復元ブームであることを再認識させてくれます。
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10 「日本の古城・名城 100の興亡史話」(学研M文庫) 鈴木 亨 著/学習研究社/2005年刊行/690円 (2007/07) 史実、俗説にかかわらず気軽に読み進むことのできる100か所の名城・古城のエピソードが満載されていますが、興味深い写真はあるものの「縄張り図」が一切掲載されていないことは残念の一語。
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9 「戦国の城」(学研新書) 小和田 哲男 著/講談社/2007年刊行/780円 (2007/06) 学研による新書創刊6冊のうちの一冊で、一般向けに記された戦国時代の城郭の入門書ともいうべき内容。南北朝期の山城には土塁を築くという習慣がないとの見解の根拠が些かあいまいな印象も。また事例として示されている城郭のうち高天神城に篭城したとされる徳川方の兵力を2千人としていますが、郭の規模から推定する限りでは腰郭、帯郭、通路部分を除いた建物の建築可能な土地の広さは最大でも5千㎡程度と考えられます。すると建蔽率が5割と仮定しても、居住部分は武器・弾薬・食料・厩などを除くとすれば全体の約2割程度となるはずで、このため5千㎡×0.2=1千㎡の敷地に一人当たりの占有面積2㎡として最大限詰め込んだとしても平屋建ての場合には500人を収容するのが限度ではないかと思われます。また織豊政権側の兵農分離の実態についての断定的な表現に多少の違和感も感じられます。
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8 「戦国の城を歩く」(ちくまプリマーブックス)千田 嘉博 著 筑摩書房 2003年刊行 1200円(2006/05) 戦国山城歩きの入門書で、10年前に刊行された前著の「城郭調査ハンドブック」(共著)がやや専門家を目指す人々を対象に書かれたものと比べると遥かに一般向けとしての印象が強くたいへん読みやすい内容として纏められている。
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7 中世東国の領域と城館 齋藤 慎一 吉川弘文館 2002年刊行 9800円(2005/07)
関東の南北朝期から戦国時代末までの時代における城館の機能と領域をテーマにした研究書。浅学非才の自分にとっては、完全に学術的な専門書ですので、当初は城館論を中心とした「縄張り」の部分だけでも拾い読みできればなどと思っていましたが、15世紀中頃に「居館」からより軍事的性格が色濃く反映する「要害」へと変化する過程、東国の「石積」についての考察、そして16世紀の「境目の城」「半手」と読み進むにつれて何とか途中で放り出すことなく最後まで目を通すことができました。とりわけ後半部分には、「清戸在番」や「坂戸小山の平山氏の所領での争議」などの古文書に関する考察が出てきたりしたので、自分の乏しい断片的な知識がやっとつながりを見せたことが確認できたりしたのが自分にとっての小さな収穫。
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6 城と城下町(文化財探訪クラブ) 石井進 監修 山川出版社 1999年刊行 1680円(2005/06)
古代の城柵を始めとして古代末期から鎌倉期にかけての武士の館、東北地方の「館」(たて、たち)、北海道のチャシ、沖縄のグスク、そしてもちろん室町時代から戦国時代にかけての山城、近世大名の石垣のある城郭などについて適切で簡略に説明がなされています。また、小口の形態、石垣の構造、城門の種類、天守閣の形態と時代的推移などの解説も分かりやすく説明されています。
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5 関東の城址を歩く 西野博道 著 さきたま出版会 2001年刊行 1800円(2005/05)
関東の一都六県の比較的著名なある程度歴史的経緯の判明している城跡の探訪記。時折エッセイ風の記述も散見され、著者が城跡を探訪する動機や歴史観、人生観のような内容も顔をのぞかせている。一般に中世の関東地方は土塁・空堀を中心とした城跡が大部分を占めているが、下野の唐沢山城のような例外もあることを改めて気付かせてくれる。石碑のみの城跡、歴史の中に遺構が埋もれている城跡、復元された城跡、歴史的経緯に関係なく新たに建設された天守閣、それらに対する分け隔てのない筆者の暖かいまなざしが伝わってくる。比較的交通の利便性がよいところが多く、自分のこの夏向けの訪城計画の参考資料としては大いに役立ちそうに思えた。
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4 城が見た合戦史 二木謙一 監修 青春出版社 2002年刊行 700円(2005/05)
「天下統一の野望をかけた城をめぐる攻防」という副題があり、冒頭に城の種類や縄張りなどが記されていて、これはなかなかという期待感を持たせてくれた。しかし、個別の城をめぐる合戦史の記述では余り特徴のない通史的な内容となり、「城」は脇役に押しやられ、よくありがちな合戦と武将が中心の展開となっていくに従って当初の期待が萎んでいった。それぞれの城郭の持つ縄張りの特徴や、合戦における実際的な役割が想定でもいいので示されていると城好きとしては非常に嬉しいのだが、この本も含めてなかなかそうした内容のものに遭遇できないでいる。推定でもよいのだがせめて、安芸郡山城の事例のように、縄張り図と合わせて攻防戦の軍勢の人員配置などが記されていると欣喜雀躍となるのだが...。
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3 城館調査ハンドブック 千田嘉博ほか 著 新人物往来社 1993年刊行 2000円(2004/11)
中世城館の調査研究に携わる人向けの入門書として書かれていますが、自分のような「ただお城が好きだー」という一般の中世城郭愛好者でも十分に分かるような内容です。調査の手法としては①文献・絵図・地籍図からの調査 ②縄張りにる現地調査 ③発掘調査などがあるということで、近年においてその研究は進展したということです。
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2 中世北武蔵の城 梅沢 太久夫 著 岩田書院 2003年刊行 12390円(2004/06)
「北武蔵城郭フォーラム」のサイト主催者の著書。最新の埼玉の城址の研究資料集で研究者のみならず城跡散策愛好者にもおすめの内容です。ただし、価格はかなり高めであります。しかし築城タイプ等に関する学術論文をはじめとして、110箇所にもおよぶ城址の解説・実測縄張図・交通案内が記載。また巻末には埼玉県域に関係する合戦年表史・679箇所の城郭・館・屋敷リストが付いています。類書が少ないことから思い切って購入しましたが、まったく損はありませんでした。
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1 戦国の山城をゆく(集英社新書) 安部 龍太郎 著 集英社 2004年刊行 680円(2004/07)
戦国時代後期、豊職政権によって滅ぼされた六角氏、朝倉氏、比叡山、紀州根来一揆、雑賀一揆等の中世の地方権力が依拠した山城跡を旅する紀行文集。朝倉攻めの理由のひとつに海外との交易ルートとその利権をめぐる争いのあったこと、雑賀衆や根来衆が一地方の国人勢力であったにもかかわらず大きな戦闘能力を有していたのは鉄砲・火薬などの買い入れも含めた海路の交易ルートを保有していたこと等の指摘は興味深いです。
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