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ホオズキ
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日本名ホオズキ(酸漿、鬼灯とも)
和名の由来には、「頬を膨らませて鳴らすので」あるいは「ホオという虫がつきやすいので」など諸説があるようです。
科/属ナス科ホオズキ属
学名Physalis alkekengi var.franchetii
開花時期6月中旬から7月中旬頃
特徴など ナス科の多年草で、中心部分が緑色のホオズキの清楚な白い花。下の写真のように熟した実は赤みを帯びた橙色で、実の中身を抜いて皮を口に含んで空気を出し入れすると音が出ます。
別名
俗名
方言
 別名を燈篭草(トウロウソウ)、天泡草(てんほうそう)、古名を「酸漿」(カガチ)「赤加賀智」(アカカガチ)とも。


( 2005/07中旬 撮影 曇 )

 熟すと赤くなるホオズキも元は鮮やかな緑色です。実は少し水をかけて瑞々しさを演出してあります。

( 2005/07/22 撮影 晴 )

( 2005/07/31 撮影 薄曇 )
■埼玉県入間郡三芳町


観察の記録

( 2005/08/02 更新 )
鳴らしてみたことはありませんが
 ホオズキの白い花は良くみると表面に細かい繊毛が生えていますが、ナス科の仲間というだけあって花の形はよく茄子に似ています。以前に種をまいたものが半ば自然に繁殖して、この季節になると毎年何本かのホオズキが育っているようです。なお、赤くなり始めた果実を包んでいる特徴的な外皮はガクの変形したものだそうです。
 ホオズキは古くから知られていて「古事記」「日本書紀」「源氏物語」「枕草子」「本草和名」「大和本草」「和漢三才図会」などに登場し、「古事記」にはスサノオノミコトが退治したヤマタノオロチの目が「アカカガチ」(ホオズキの古名)のようであると記されています。
 またお盆の供花としてもその赤い実が用いられますが、一方ホオズキを庭に植えると不幸になるという迷信・言伝えもあるようです。その朱色の独特の形をした実は何某かの人智を超えるものを秘めているようにも見えます。

 「鬼灯や 花のさかりの 花三つ」(水原秋櫻子)


ホオズキ


 
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