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■1■城山公園案内板 画像クリックで拡大
「城山公園」の案内図の真ん中付近には「三ツ木城」のおむすび型の遺構がそのまま記されています。また、郭内は「城跡広場」と記されているのですが、枯れ草・枯枝・落ち葉などが足元を不安定にしていて...尤も自分としてはそれはそれでありのままの状態の方が嬉しいのですが。
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■2■城山公園満開の山茶花
この季節を代表する花のひとつであるツバキ科ツバキ属の常緑小高木の山茶花(サザンカ)。日当たりの良い公園の生垣として散策する人々の目を楽しませてくれます。近樹種のヤブツバキがボタッと花が落ちるのに対して、花びらが少しずつハラハラと散ってゆくのが特徴です。
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■3■現地解説板 画像クリックで拡大
散策路の途中にこのような「三ツ木城」の解説板が設置されていますが、この後ろ辺りに東辺の土塁などの遺構が所在しています。石垣や天守閣をイメージしていると「城跡は何処だ」ということになるのかも知れません。深いコンクリートの水路の向こう側にあるのはただの木々の叢生した薄暗い斜面(東辺の外側の土塁)だけですので、誠に勝手ながらこの位置に「縄張り図」を記した説明板があると非常に分かりやすいのにと思うのでありました。
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■4■自然地形
このため、「3」の場所からかなり西側にすすんだあたりの自然地形の中で真剣に城跡を探してしまったのであります。
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■5■堀跡 画像クリックで拡大
西側の自然の谷を利用した湿地帯である要害を越えて西辺の3mほどの高さの外側土塁を乗り越えると、目の前に平均でも堀底から8mはありそうな土の壁が現れます。遠くからでも分かりそうなものですが写真のように孟宗竹が密生しているために、この地点まで行かないと目にすることができません。
このときくれぐれもそのまま堀跡を横断しようなどとは決してしないように。前日から早朝にかけて久しぶりのまとまった雨が降ったために、空堀は大袈裟に言えば実は底なし沼の様相を呈していたのでありました。
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■6■危険な堀跡 画像クリックで拡大
右側が主郭側の土塁で孟宗竹の根が蔓延っているために、土塁の傾斜もこちら側の方が急になっていて45度近いところもありました。
この手前のあたりで見事左足が30センチほど地中に埋没し、あわてて手近に生えていた太目の孟宗竹の幹を掴んで体を引き上げました。このため写真の左側の外側の土塁の上を北方向へ辿って下の「7」の写真の個所に回りこみました。
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■7■安全な堀跡 画像クリックで拡大
西辺の中央部分付近の堀底から南側の左足が埋没したあたりの地点を睨み付けたもの。この辺りまでくれば堀底の地盤も固く潜るようなことはありませんので、安心して堀底を横断して左側の土塁を手当たり次第に生えている木の枝などに掴まって直登し郭内へ侵入成功。数日後やたらに膝から下の筋肉が気だるくなっていたのでありました。
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■8■櫓台跡 画像クリックで拡大
西側の土塁の南端部分には高さにして2mほどの櫓台のようなひときわ目立つ土塁が南側の視界をさえぎっていました。しかし一部が崩壊中であるような印象でした。
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■9■土塁跡
東辺の土塁の北よりの個所にもやや周囲よりも高くなっているような個所が見られます。郭内は思ったよりもはるかに狭く、三角形の形状でもあるので正味で2000平方メートル前後しかないようです。
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■10■東辺土塁 画像クリックで拡大
上の「記念撮影」の東辺土塁の上部を南側から撮影したもの。写真左側が郭内で右側が堀側となります。
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■11■堀跡
東辺の堀跡。こちら側は足が潜るようなことも無く比較的安全ですが、土塁の傾斜も西辺と比べて緩く堀底との高低差も約5メートルほどとやや少ないようです。
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■12■内郭土塁 画像クリックで拡大
「11」の写真から北へ数メートルすすんで撮影したもの。左側が本郭側で、右側が外側土塁となります。
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■13■
三角形の遺構の頂点部分に相当するあたりで左側の堀跡が東辺部分です。
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■14■堀跡の合流地点
同じく三角形の遺構の頂点部分で左右の堀跡がこの場所で合流していますが、堀底はこの部分が最も浅くなっています。写真の正面の土塁を登れば真直ぐ郭内へ到達します。
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■15■東側 画像クリックで拡大
初冬の日差しはまぶしいぐらいに明るく、漸く本格的な朝晩の冷え込みのため紅葉がいくらかは映えてきたようです。写真の背景の暗い部分が三ツ木城の東側。
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■16■西側 画像クリックで拡大
暗い部分が三ツ木城の西側で、手前の黄色く見える個所が浅い自然の谷津が形成されている湿地帯部分。
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■17■西側 画像クリックで拡大
湿地帯の個所を西側から撮影したもので黒く見える個所が三ツ木城ですが、こちら側からアプローチすると結構骨が折れました。
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■18■本来の進入路かと
遊歩道の途中にこのようなやや廃墟となりかけた感のある建物がありますので、この裏側から外側土塁を超えると「14」の写真の個所にでます。これが一番安全そうで手っ取り早いアプローチかと思います。ただし小屋の手前の部分にはコンクリート製の水路が流れ、一応コンパネの蓋が施されていますが多少古くなっている様子ですので乱暴に歩かないほうが賢明です。
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■19■
西側の堀跡で底なし地盤に足を取られているときに、時々風向きの加減で異臭が漂ってきました。その原因は主郭の南側に所在する牛舎の中のこの「牛くん」だったようです。
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■20■画像クリックで拡大
見掛けに似合わず寒さに強いパンジーの季節はまだまだこれから。城山公園の花壇にて。
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■21■画像クリックで拡大
樹木の陰に黒っぽく見えているのが三ツ木城。この場所から眺めたのではあの見事な二重土塁の城跡が所在するとはとても思えない地形です。
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