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東側の玉泉寺へ向う細い参道からの遠景です。この辺りの道路は水田の畦道を少しだけ広げたような狭い個所が多く目にいたします。
このためできるだけ慎重に通行しないと車同士のすれ違いはもとより、脱輪して水田に落ちる可能性もありますので細心の注意が必要でした。
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同じ方向からの玉泉寺の近景。
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北西側からの遠景ですが、逆光とレンズフィルターの汚れのため悲惨な画像となっています。この写真がうまく行っていればメインに使用する予定でしたが...
もちろんこのあとフィルターのクリーニング処理を念入りに行ったことはいうまでもありません。
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市内循環バスが1日辺り4本とかなりの間隔をあけて運行されていましたが、そういえばこのバス停のイラストにも描かれているように加須市は鯉幟で有名でありました。
天神社への十字路近くのバス停にて撮影しました。
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カタバミの一種で花弁の中央部分の色が濃いのでおそらくイモカタバミだと思うのですが、よく似ている種類にムラサキカダバミがあります。どちらにしても本来花期は4月から9月ぐらいまでのはずですが、11月の上旬まで咲くこともあるのでしょうか。南アメリカ原産の多年草で各地で野生化しているということです。別名をフシネカタバミとも。天神社へ向う途中の民家の生垣の端の方に咲いていました。
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村はずれに置かれた石造物。左側が近世に庚申講のブームのあった庚申塔(文字のみ)で、その右側が疫病悪鬼を退散させる道祖神(文字のみ)。
のこりの2体はよく分かりませんが、いずれも近世の民間信仰に関係する石像物のように思われました。
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朱色に光り輝くカラスウリの実。小型の鶏卵ぐらいの大きさで、10月下旬から11月頃になりますとあちこちでやたらと目にすることが多くなります。
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旧阿良川村の鎮守であった玉泉寺の400mほど西側に所在する菅原道真を祀る天神社。幕末の文政13年(1830年)に奉納された源頼朝の石橋山の挙兵を題材にした絵馬などが所在しているということです。頻発する水害からこの社殿を守るためかと思いますが、周辺の水田面よりも1.5mほど高い位置に所在していました。
なお石造の鳥居の形は典型的な明神鳥居の形式です。
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この年は晩秋の11月になってもなかなか気温が下がらず、収穫の終わった水田では再び稲が生長(ひこばえ)を始めていました。
しかしやがて最低気温が10度を下回るようになりますと結局は枯れていく運命にあります。
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南側からの玉泉寺遠景。
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玉泉寺の南側の隣家との境界には水路が流れていますが、あくまでも気のせいかもしれませんが奥の方の感じは多少堀跡のような印象もあります。
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曹洞宗太田山玉泉寺の本堂。「新編武蔵風土記稿」によると太田道灌の父である太田道眞の開基と伝えられ、道眞居士と記された位牌が所在するとのことですがはっきりしたことは分からないようです。
住職の方はこちらの方には常駐されていない模様でしたが、地元の檀家の方がご芳志なされているのかとても管理が行き届いているように感じられました。
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