( 2005/03/28 撮影 )
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■花園城の西側から南側を取り囲むように流れている少林寺川。ご覧のように流れはいたって細いので天然の要害とは言い難いのですが、南側の山腹の叢生に隠されている大掛かりな竪堀と夥しい数の腰郭群による防御施設の数々は、まさに筆舌に尽くしがたいものがあります。
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■さほど広くはない諏訪神社の境内ですが、二段構の整形された平場が花園城との関連を窺わせます。 また、花園城への登口の一つとして大変わかりやすい目安だと思います。
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■諏訪神社の境内の東側の外れに所在する稲荷神社の洞。花園城への登山道はこの洞の右側を回り込んで山腹を西の方向にゆっくりと登っていきます。 |
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■幅二間、深さ2m前後の大堀切で、長さは150メートル以上にも及びます。この竪堀に平行して左側にもやや浅めの竪堀が並んでいます。 |
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■南側の山腹の腰郭の一つと思われ、向かって右側に高さ1mほどの土塁状の遺構らしきものも確認できます。 |
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■左の写真の一段上にある腰郭で、土塁状の遺構の一部に石積みが確認できます。 |
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■石積のある小口状の遺構。とはいっても高さが80cmもありませんが。 |
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■本郭と二の郭の間のダイナミックな堀切を北側から撮影。 左側が本郭で右側の岩が大きく露出しているのが二の郭です。土橋状の鞍部を通らずに本郭から堀切の底に下りることは不可能ではありませんが、二の郭に直接登ることはまず不可能です。堀切の底からの高さは約5mから6mぐらいあります。 |
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■本郭の北側と東側を防御している幅の広い石積状の部分を伴う幅の広い土塁状の遺構。本郭が上下二段の平場により形成されているともいえますが。 |
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■花園城址の石碑のある本郭西側の高台。この部分は下草も刈り取られているようで、ほかの場所に比べて唯一見通しの良い場所です。 |
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■ここから北西約600mの位置に花園御嶽城があるのですが、霧でぼんやりとしか見えない状態でした。もっとも晴れていたとしても木々の枝が障害になってデジカメでは撮影不能のようです。反対側の南側には鉢形城・金尾城、遠く東側には高見城を望むことができるらしいのですが、叢生する樹木の枝と悪天候のため全く見えませんでした。 |
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■南側から撮影した本郭とその西側にある腰郭との間の堀切。本郭側の高さは約6mほどです。 |
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■三の郭か二の郭周辺の地形だと思いますが、現在の所具体的に思い出しません(^^; |
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■北側の土塁状の高台に守られてやや低い位置にある本郭部分。 |
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■西側の急坂を転がるように駆け下りると、狭い平地の先に少林寺川が流れています。 狭い川ですが雨量の多い増水時は、渡河しないほうが賢明です。 |
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■コケの生えたい石で滑らないように注意して、河川の斜面を這い上がるとこの辺りの場所に出ることになっています。 ちなみにこのすぐ近くにやや場違いな月曜日定休のコーヒーショップがあります。 |
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■南側から見た花園城の全景。一見何の変哲もない叢生した低山に見えますが、これがなかなか... |
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■晴天の時の花園城ですが、新緑の季節を迎えて木々の枝には若葉が繁り始め、以前にもまして見通しが利かないようです。 ( 2005年4月22日 円良田城からの帰路に撮影 ) |
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