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撮影場所 茨城県つくば市( 2017年3月25日 撮影 撮影 ) 

日本名 牡丹一華(ボタンイチゲ)
⇒一般にはアネモネの通称の方が知られている。
科/属 キンポウゲ科イチリンソウ属(アネモネ属)
学名 Anemone pavonina (アネモネ・パボニアナ)※筑波実験植物園での表記
開花時期 3月から5月
特徴など このアネモネ・パボニアナはフランスからトルコ地方などの地中海沿岸を原産とする耐寒性球根で、日本では秋植えにより栽培されている原種らしいのですが、それ以上詳しいことは分かりません。
また、学名のパボニアナ(A.pavoniana)をパボニア(A.pavonina)と表記する(※「みんなの趣味の園芸」「園芸植物大事典」)ものもあり、基本的に知識不足の管理人は頭が混乱しています。

ヨーロッパでは古代ギリシャの時代から栽培されていたと伝わり、花の女神であるフローリスに仕えた美しい妖精の「アネモ」の化身ともいわれています。またアネモネはギリシャ語のアネモス(anemos、風)に由来し、風通しの良い環境に生育するとされ、因みに英語ではwindflowerといわれています。

アネモネは、クリスマスローズ、ラナンキュラス、クレマチスなどと同じキンポウゲ科の植物で、アネモネ属は温帯から亜寒帯にかけて約100種が分布しています。そのなかにアネモネ・ホルテンシス(Anemone hortensis)、アネモネ・パボニナ(A.pavonina)、そして、これらの交雑によりできたとされているアネモネ・フルゲンス(Afulgens)があり、さらにフルゲンスが交雑したなかから選抜されたのが、アネモネ・コロナリア(A.coronaria)とされています。(※「みんなの趣味の園芸」より転載)

また通常アネモネという場合には、アネモネ属に含まれるものすべてを指すのではなく主にコロナリア系統の園芸品種を指すとされているようです。
日本にはヨーロッパで品種改良された多くの品種が昭和の初め頃に輸入され広まったようです。

花の咲き方には一重咲き、八重咲き、菊咲きなど様々なタイプがあり、草丈はおおむね30センチメートルくらいまでで、花径は約センチメートル前後で、花色には赤、ピンク、紫、薄紫、白などがあるようで、花の中心となる雄しべと雌しべが黒っぽいのもアネモネの特徴のひとつです。

花言葉には「真実」「はかない恋」などがある。

※参考にした図鑑類
「散歩で見かける四季の花」(2013/日本文芸社)
「花と木の名前1200がよくわかる図鑑」(2005/主婦と生活社)
「散歩で見かける草花・雑草図鑑」(2011/三省堂書店)
「散歩の花図鑑」(2015/新星出版社)
「だれでも花の名前がわかる本」(2015/講談社)
「季節の花図鑑」(2004/日本文芸社)
「花の事典970種」(2015/西東社)
「増補改訂版 園芸大百科」(2015/ブティック社)
「くらしを彩る花の本」(2014/講談社)
「花色図鑑」(2003/講談社)
「園芸植物大事典」(1994/小学館)

※参考にさせていただいたサイトなど
「みんなの趣味の園芸」
「みんなの花図鑑」
「花と緑の図鑑」
「植物園にようこそ!」
「筑波実験植物園/植物図鑑」
「私の花図鑑」
別名
俗名
方言
別名としては「アネモネ」(学名から)として知られているが、このほかに「花一華」(ハナイチゲ)、「紅花翁草」(ベニバナオキナグサ)などともいう。

観察の記録

( 2017/03/25 )
過湿には向かない
 茨城県つくば市の「筑波実験植物園」で見学の際に撮影させていただいた画像で、温室棟南側沿いの日当たりの良好な砂礫質である仙人掌(サボテン)ゾーンの一画で、開花し始めていました。アネモネといえば昭和30年代中頃の都内の住宅地や公園、学校の花壇などでは春先には定番の庭花でしたが、撮影にあたりこのようにしげしげと眺めたのは、おそらくは60年ぶりのような気がします。
 この植物園も決して園内のすべての植物に説明が付されている訳ではありませんが、名称や分類などについては的確でかなり細かい配慮がなされていることから、これからもしばらくはお世話になりそうです。個人的には縁の深いコブシとハクモクレン類はすでに盛りを過ぎていましたが、クリスマスローズは20品種以上も開花し、カタクリも思いのほか生育しているように思われました。また芝生のあるゾーンではこの時期ではおなじみののミチタネツケバナ、ナズナ、ホトケノザなどが繁殖中でした。
 2017年2月末に圏央道が東に延長開通したことから、お陰様でこの方面へのアクセスは埼玉からもだいぶ近くなりました。国道4号線以東は未だに対面通行部分も多くあり、制限速度も70kmに抑えられてはいますが便利になったことだけは間違いがありません。しかし、まだ慣れていないドライバーがいるようで片側2車線から1車線に変わる個所も多く所在し特に注意が必要です。


・2017/03/31 HP作成


アネモネ


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