勝呂氏館跡

CGI

　



工事中	工事中	PAGEの先頭
PAGEの最後	管理人へmail	工事中

アクセスありがとうございます。　このページも暫定版です。　不備や間違いなどが相当にあるのではないかと思います、お気づきの点がございましたらご指摘いただければ幸いです。　ご覧いただきありがとうございました。　

	勝呂氏館跡
関連ページのリンク	2004/11/06の日記　　勝呂豊前守館跡　塚越の住吉館
所在地	埼玉県坂戸市石井勝呂2331
歴史と沿革	「新編武蔵風土記稿」では大智寺周辺を勝呂氏祖先の須黒氏の館跡であるとしている。これに対して「坂戸市史」では、周辺に水田の無いことから鎌倉期の武士の館を想定するには立地条件がよくないとしている。さらに、大智寺は14世紀末から15世紀にかけての応永年間に「勝壇所」として僧侶の学問所であったと考えられ、慈光寺のように僧兵が居り、寺域を土塁で囲むことくらいはあったとし、勝呂氏の本拠地はいずれにしても当初から「勝呂豊前守館跡」のほうが相応しいとしている。ただ、現在は西側を飯盛川が北に向かって流れており、さらに中世においては越辺川が今よりも南側を流れていたとすると、当時において谷津を形成していたと考えられる飯盛川の水田地帯まではそれほどは遠くはなくなると思われるが。
確認できる遺構	郭、土塁、空掘、水掘
構造的特徴および周辺の地理的特徴	坂戸台地の北西部にあたり周辺は平坦な地形である。人工的な物見台などが無ければ、当時においても西側の飯盛側方面の眺望はあまりよくないものと考えられる。土塁と空堀(一部二重堀)が確認されるが館としての形状の推定は難しいものと思われる。
参考資料、古文書、記録	「坂戸市史」(1992年坂戸市教育委員会編集/坂戸市発行) 「坂戸の歴史--坂戸市文化財ガイド」(1992年坂戸市教育委員会編集発行) 「坂戸市史--中世資料編1」(1987年坂戸市教育委員会編集/坂戸市発行) 「坂戸風土記--坂戸市史調査資料第１号」(1978/坂戸市教育委員会発行) 「中世の坂戸」（1996年坂戸市教育委員会編集発行）「中世北武蔵の城」（梅沢太久夫　著　2003/岩田書院刊）
文化財指定	無
訪城年月日	2004/11/06
訪城の記録	<<2004/11/06>>　国道407号線に近い市街地、おまけに寺の中、加えて隣接区域が区画整理中と三拍子そろっていましたので正直ほとんど期待しないで訪城しました。文殊堂の付近を見てついでに本堂も拝んで、とっとと帰ろうと思いましたが途中通過した竹林が気になりましたので、ぐるっと東側の民家の所を回って北側の道へ向かいました。区画整理の道路の建設により竹林の斜面が少し崩れているのを横目で見ながら、何か無いものかと薄暗い竹林を観察しながら西へと進んでいくと、石造りの地蔵のようなものを２体ほど見つけることができました。　さらに進んでいくと竹林の中に微妙な窪みがあることを確認できました。さらに、さらに進むと、やはりそれが空堀跡で道路沿いの北側の部分と空堀を挟んで南側の部分とで二重土塁を形成しているようであることをこの目で確かめることができました。ただ下記の写真のように柵が施されているので、外側からの確認にとどまっていることが正に隔靴掻痒の喩えというわけです。　というわけで、思いのほかの充実感に浸りつつ家路へと向かいました。もう11月、今年も残す所２ヶ月を切り、１年の速さは子どもの時の10倍ぐらいのスピードで過ぎ去ってゆくようです。
	真言宗大智寺の西側の民家の竹林の中では堂々とした二重土塁と空堀状の遺構が北側の墓地の脇から東へ向かって50ｍほど続いていた。　国道407号線に近い市街地の寺の中と聞いていたので正直あまり期待しないで訪城しましたが、こういう意外な光景を目の当たりにしたときは率直に非常に嬉しいのです(^^) 　<<2004/10/06　撮影　晴れ>>
交通アクセス	国道407号線を北に向かい「坂戸ろう学校」前の信号を右折、坂戸市営住宅の先を左折すれば大智寺の山門が見えます。東武東上線北坂戸駅より東へ徒歩約20分。

<<2004/11/撮影>>

	コスモスから菊の季節へと確実に季節は晩秋に向かっているようです。大智寺の東側の民家の少しごみごみした場所で見つけた、秋の深まりを感じさせる１コマ。　写真では分からないように撮影しましたが、実はほとんどゴミ捨て場のようなのですが(^^;
	文殊堂の西側に残されている空堀跡。幅は２間以上ありそうですが、深さのほうはよく見なければ分からない程に浅くなっていました。おまけしても30㎝あるでしょうか。
	文殊堂の北側に一番よく残されている土塁跡をできるだけ高く見えるように撮影。高さ２尺５寸（80cm弱）という所でしょうか。
	墓石、石仏と同居している板石塔婆。墓石は享保年間のものが見受けられました。板碑の宝庫坂戸市にはいたるところにこのような光景を見ることができます。
	同じく文殊堂の北側にある土塁。ここだけ見るとよく遺構が残っているように見えますが、境内の景観の一部として残されている感じです。
	最近は真言密教も変わったようです。これが本堂。　切支丹の礼拝堂ではありません(^^;
	大智寺南側の山門。訪城の際にはこの前の駐車場に車が置けます。礼儀として幾許かの浄財にご協力を.....
	大智寺の北東側の竹林の中に二重土塁と空堀発見。手前北側の土塁は低く分かりづらいが南側奥の土塁はなかなか見事に残っており、ほぼ直線で東西方向に延びていた。堀の深さは多分3尺から4尺ぐらい、幅は2間程度。

　

　

**menu**
TOPpageへ	城跡ほっつき歩きとは	訪城覚書	ホームページづくりの日記	参考にした資料	リンク集（お世話になります)
工事中	工事中	PAGEの先頭	PAGEの最後	ご感想はこちらへ	工事中