工事中 工事中PAGEの先頭
PAGEの最後 管理人へmail 工事中

アクセスありがとうございます。 このページも暫定版です。 不備や間違いなどが相当にあるのではないかと思います、お気づきの点がございましたらご指摘いただければ幸いです。 ご覧いただきありがとうございました。 
奈良梨館
関連ページのリンク  2004/12/12の日記  奈良梨陣屋    
所在地
埼玉県比企郡小川町大字奈良梨字台592番地1ほか
歴史と沿革

■「新編武蔵風土記稿」によると紀州熊野出身の鈴木兵庫助重光が、伊豆に移り延徳年間に後北条氏の家臣となり4代目の民部重直は松山衆の寄騎として奈良梨に移住したとされている。
■また、館の西方には鎌倉街道上道がはしり、奈良梨は宿駅として栄え、後北条氏の時代には常時3匹、戦時10匹の伝馬が置かれたとの記録が残る。(「天正10年(1582年)発給北条氏伝馬掟」)

確認できる遺構
土塁、空掘
構造的特徴および
地理的特徴

■「位置」奈良梨陣屋の北西120メートルほどの地点に位置し、県道269号線が館跡を西側を北西から南東にかけて縦断している。
■「規模」南東から北西方向50m、北東から南西方向75mと、推定されている規模はさほど大きくはない。
■「地形」市野川の西岸250m付近に位置し、比企丘陵の台地の東部分に当たる。
■また、「小川町史 資料編1考古」によれば西側の備えは土塁は築かれずに台地部分を切岸状に整形し比高差を設けたものと推定している。

参考資料、古文書、
記録

・「新編埼玉県史 通史編2」 (埼玉県/1988編集発行) 
・「小川町の歴史 通史編上巻」(小川町/2003編集発行)
・「小川町の歴史 資料編2古代・中世1」(小川町/1999編集発行) 読下し文・解説付で非常に親切
・「小川町の歴史 資料編1考古」(小川町/1999編集発行)
 中世考古学の視点からまとめられた中世遺跡の資料を多数掲載し、埼玉の郷土史の中で小川町に限るとはいえ、中世城館関係をこれだけ詳細に纏めてあるものは他に例を見ないといってよさそう。
・「小川町の文化財」(小川町教育委員会/2001年編集発行)

文化財指定
訪城年月日
2004/12/12
訪城の記録

( 2004/12/12 )
前回立寄り損ねた....ので
 2004年11月29日に奈良梨陣屋まで来たときに、ついでに寄ればよいものを、自宅に戻って資料整理中に見落しに気がついて、日を改めての訪城となった次第。こういったことは初めてではなく、本当に自己の学習能力欠如を呪いたくなる。

暫し、目標物の探索に..... 奈良梨陣屋の北側に車を止めて、畑の中の道をきょろきょろとそれらしい形状(情報では高さ3m、幅約30メートルほどの土塁とのこと)を探しながら進んでいくと、丁字路の突き当たりに出てしまった。目標物は奈良梨陣屋の北側200mぐらいの位置と記載されていたので、行き過ぎたかとも思った。しかし、大体このあたりに違いないはずなので、そのまま丁字路を左折し県道296号線に出て戻りながら探そう.... と、なにやら物凄い笹薮の中に廃屋がポツリと1軒、県道沿いにあるではないか.....いや、土地が狭すぎるし、いくらなんでもまさかここでは.....ん、やっぱり違うようだ。
 さてと、県道の反対の西側ではなさそうだし....少し戻ってみよう.....と、いくらも行かないうちに、目標物発見に成功。
 

Best Shot?



 土塁は高さ約2.5mから3.5mぐらいで、南西から北東方向に県道269号線と直角に30mぐらいの長さで伸びている。右側つまり南西側は県道269号線により削り取られていると思われます。
 土塁自体の規模は左側の北東方向に行くに従い大きくなっているようです。
 ( 2004/12/12 撮影 曇 )
交通アクセス

 奈良梨の交差点から県道269号線を北西に約700メートルすすんだ右側の竹林の中。奈良梨陣屋の120メートルほど北西に当たる。


( 2004/12/12 撮影 )

■肉眼でははっきりと見えているのですが、県道沿いから撮影させていただくと、こんな状態で......ただの竹薮としか見えない。
■角度を変えてもただの孟宗竹の群落になってしまうようで.....孟宗竹の間に肉眼ではしっかりと土塁様のお姿が拝見できるのですが......(^^;
■肉眼で見ると結構存在感のある大きさの土塁なのですが、デジカメで撮影すると量感が反映されない。
■同じ土塁を何度も撮影しなくてもとは思いますけど.....土塁を見るとシャッターを押す指が止まらない.....(^^;
■ま、一応空堀状の窪みがあったということで.....土塁の位置から見て約10メートルほど北東側になりますが。
■北東の先端部分の土塁の高さは約3.5m程の高さを有する。
■北東側からの遠景。冬枯れの欅の枝の左下辺りに土塁などの遺構があります。
■12月というのに今年は余り寒くならない。柿の実と白梅の花がツーショットになってしまう不思議な風景。左側の白い花が見えるのが白梅で、柿の木はその右側に....
 
工事中 工事中PAGEの先頭 PAGEの最後 ご感想はこちらへ 工事中