( 2017/04/23 )
■送り花
画像は埼玉県富士見市内の新河岸川堤防沿いのもので、この日は12年もの間ずっと一緒にいてくれた満12歳の雄ネコが亡くなった翌日でした。小花を敷き詰めた小さな断ボールに入った愛猫は、ペット専用の炉からかすかなひとすじの煙とともに雲一つない青空に向って天国へと旅立っていきました。
ささやかな葬儀が終了し、地元の斎場からの帰路、その出入り口近くに何故かひとかぶだけがポツンと咲いていました。その姿があまりに印象的な光景でしたので、思わず車を道路の脇に寄せて撮影したものです。
「初夏を思わせる陽光のもと」
「ときおり春風が吹き抜け」
「堤の傍らに咲くひと株のセイヨウカラシナが」
「その旅立ちを見送るように揺れていた」
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