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素人の趣味のため思い込みと間違いについてはご容赦を。お気づきの点などございましたらご教示願います。

千葉県柏市の城館索引へ戻る  松前館の台地 松前館のバナー 松前館近景
1歴史・伝承 2残存遺構 3訪城記録・記念撮影 4アルバム 5交通案内 6参考・引用資料 7更新記録
関連ページへのリンク  2009/12/23のブログ 布瀬館 高野館
所在地
 千葉県柏市(旧沼南町)布瀬字東原
歴史、人物、伝承

不詳の城館
 かつては布瀬集落が所在する台地の東南端に位置し、南と東側には手賀沼(下手賀沼)が迫り、北側にはその入り谷津が食い込んだ要害地形を呈していたことが窺い知れます。
 歴史的経緯については全く不明とされていますが、14世紀末頃には新田岩松氏、手賀原氏などとの土地の領有関係が示されています。しかしそれらの人々と松前館を結び付ける史料は見当たらない模様です。

確認可能な遺構
 概ねなし(削り残された台地のみ現存)
文化財指定
 なし
訪城年月日
 2009年4月16日 15時40分から16時00分
訪城の記録 記念撮影

 削平された台地 ( 2010/08/23 記述 )
 見事なまでに舌状台地が削平されて殆どその面影がありません。沈みゆく西日を受けた逆光の荒涼とした台地の黒い影を撮影してこの日6か所目のスケジュールを完了。本来はこれに「手賀城」と「布瀬城」が加わるべきところでありましたが、日没時間が余りにも早いために6か所どまりとなりました。県道282号柏印西線沿いの最終探訪地からは歩道部分が殆ど皆無で約3.5kmばかりの道程。この先も柏市南部の如何にも遺構がなさそうな地域を彷徨していくのでありましょう。
 実はこの時点までは使用している靴が全く合わず、常に足の痛みと格闘する日々。無論足慣らしをしたうえで靴ひも、靴下、中敷きのクッション、歩き方と様々な調整しているのですが、日本人特有の幅広甲高である我が足にはホーキンスもキャラバンシューズも不具合そのもの。後日になってから漸く量販店(○○靴流通センター)にてぴったりの靴(特売3900円)を発見(嬉)。現在では靴の問題だけは解決しております。

かつて松前館が所在していた台地跡 ⇒ 画像クリックで拡大します
松前館が所在していた台地跡
( 2009/12/23 撮影 )


(注1) 「矢印と番号」は、およその撮影地点と方向を示しますがあくまでも大雑把なものに過ぎません。
(注2)なお、この「概念図」については現地でのメモに基づき作成しましたが、台地の削平跡はその殆どが新しいものであり、城館としての面影は全く感じられません。

城概念図 ⇒ 画像クリックで拡大します
訪城アルバム
台地の南側残存部 ⇒ 画像クリックで拡大します
削平された台地とその断片 ⇒ 画像クリックで拡大します
凸1 残存する台地
 台地の南側部分が残存していますが、この方面から這い上がることは至難です。南側の畑の脇の方からアプローチしてみましたが、その結果は右の通りでした。なお、下記の報告書では比高差5mと記されていますが、残存台地に関しては比高差8m以上(水田面より)を測ります。
凸2 削平された台地とその断片
 画像手前の部分が削平され消失した台地部分で、その奥の台地は南側の残存部分ですが、木々が予想以上に叢生し地表の形状確認はほぼ徒労に終わりました。
 城館としての主要部は削平消滅した台地上に存在していたのでありましょうか。
 
交通案内

いつもガイド の案内図です いつもガイドの案内図

凸参考・引用資料
太字の資料は特に関連が深いもの、あるいは詳しい記述のあるもの)

■城郭関係
「関東地方の中世城館1埼玉・千葉」(2000/東洋書林)
⇒「千葉県所在中近世城館跡詳細分布調査報告書1」(1995/千葉県教育委員会)の復刻版
 城館情報の元となっていると考えられる報告書ですが、等館については、城館名、所在地、おおよその時代(中世)などの記載のみです。
「東葛の中世城郭」(千野原靖方/2004/崙書房)
⇒「明治期の地形図によれば北東へと突き出た幅80m、長さ120mほどの小規模ではあるが典型的な舌状台地の地形が認められる」と記されていますが、歴史伝承に関しては記録が無く不明であるとのこと。
■郷土史・歴史関係
「角川地名大辞典県12」(1984/角川書店)
「常総内海の中世」(千野原靖方/2007崙書房)
「利根川荒川事典」(1997/金井忠夫/近代文芸社)
「利根川の歴史」(2001/国書刊行会)

■史料


■その他


・2010/08/23 HPアップ
・2019/06/21 画像ズレ補正
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