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■1■両神山標高1723m 画像クリックで拡大
正丸峠に至るまでの道筋の混雑を避けるため、東秩父の大霧山の北側の牧場を越えていったりしたこともあり現地に到着したのは11時20分過ぎ。もっともこのとおり天気がよかったので、久しぶりに鋸の歯のような岩峰の両神山を始めとして、奥武藏、奥秩父の山容を手に取るように眺めることができてそれはそれで有意義ではありました。
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■2■凍った荒川
25メートルという高い崖線のため日陰となっている荒川の右岸は一日中氷が張り詰めて、川原に下りていく道路も日影の一部が完全に凍結してたたため、無人の自動車が一台取り残されていました。
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■3■紛らわしい地形
城跡の直ぐ東側にも小さな神社の祠が存在し、その台地の先端部分は細長く東西に切れ落ちているために安全ロープなどが設置されていました。さらに畑の中を南北に水路が縦断していましたので、これらのことから始めはてっきりこの場所が城跡ではないかと勘違いをしていました。しかしどうも西側に小さな谷などが存在していたりして地形が異なる印象が...秩父鉄道の線路の方に向い、「4」の写真の標柱を確認して自分の誤りに気づきました。
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■4■諏訪城跡入口
写真を整理していて思い出したことですが、どうもこの場所は30年以上前に一度だけ訪れているようです。諏訪城跡という名称や黒谷という駅名、さらにこの一帯の風景におぼろげな記憶がありました。恐らく美の山公園として整備される以前の蓑山ハイキングの帰りに立寄ったものと思われます。そのときも確か何処が城跡だか分からずに帰ったような記憶が...
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■5■諏訪神社
城跡の西側内郭に所在している諏訪神社。参拝する人が結構多いらしく色々なものが供えられていましたがやはりここはお賽銭を。
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■6■先端まで2m
「足がすくみ、目がくらむ、ここで地震にあったら腰を抜かす..」.かどうかは別として、これより先に進むのは勇気がいるというよりも、はっきりいって危険ではないかという感じです。城跡の断崖に近づくことの危険を知らせる表示なども殆ど見当たらず、このこともある意味でびっくりしました。反対側から見るとおそらくは大型船の舳先のような形状に見えるのではないかと思われます。 画像クリックで拡大
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■7■荒川側にオーバーハングしている断崖
先端部分から東側の様子を一歩踏み込んで撮影したつもりが、どうも腰が引けていたようでした。 画像クリックで拡大
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■8■西側外郭の土塁
枯れ草にすっかり覆われているため、始めは土塁跡であるということが分からずにいて、諏訪神社の所から歩測してやっと確認できました。 画像クリックで拡大
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■8■空堀・土塁と2年越しの足の棘 画像クリックで拡大
西側外郭の西寄りの崖線に近い場所ですが、枯れ草が腰の高さまである個所を30メートル以上突っ切らないと到達しません。思えばこの場所で右足のふくらはぎの下の方に棘をさしたらしく、今年の1月3日になってやっと気づいて自分で抜き取りました。どうも風呂に入るとき足がヒリヒリし、靴下が何かに引っかかるような気がしたのですが...ちなみに5ミリほどの棘が3本斜めに刺さったままで、歳を取るとどうも感覚まで鈍くなってくるようです。
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■8■西側外郭土塁
右側に小口部分があるはずなのですが、時間の関係でここで道具を取り出して草刈をするわけにもいかず...画像クリックで拡大
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■8■内郭の土塁と空堀
諏訪神社の鳥居近くに所在する遺構でよく注意していないと見過ごしてしまう地形です。
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■8■点在する土塁跡
この細い道路の右側におそらく土塁跡と思われるような塊がありました。
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