( 2017/04/10 )
■花は咲けども
埼玉県滑川町の「国営武蔵森林公園」内の野草園で撮影したもので、ある程度人手によって管理されているゾーンであることから完全に自生しているという訳ではなさそうなのですが、それでも鮮やかな黄色の花がポツポツと咲き始めていました。
たしかに生育している場所は環境に適したとされるやや湿り気のある谷沿いの地形ではあるのですが、だいぶ以前に別の地域で見かけたことのある自生種の生育環境と比べますと、付近には落葉樹がやや少ないようにも思われました。また、一応崖線地形によりある程度の遮光はなされてはいるようでしたが、いくぶん日当たりが良すぎるような印象を抱いていたせいか、どちらかといえばやや水分不足気味に感じたのは気のせいなのでしょうか。
この地域は現在でも農業用水のため池が多く点在する比企丘陵の一画であり、この公園が建設される以前にはより多くの様々な野草がひっそりと自生していた状況を想像すると些か複雑な気持ちになってしまいます。
|