( 2008/05/20 )
■「実のひとつだに なきぞ悲しき」
上記の画像はいずれも大分以前のもので正直なところ余り記憶がはっきりとしませんが、撮影データを頼りにどうにか忘却の彼方へと追いやられた微かな記憶を呼び戻して編集を。
画像「2」は木漏れ日がふりそそぐ円良田城南側の山麓で群生していたもの。また画像「1」「3」はやや日照不足気味の崖線を利用した自然公園の一角に生育していたもので今年も元気に咲いておりました。画像「4」の八重咲きのものは、自宅近くの都市公園に植樹されていたもので植樹後すでに20年以上は経過しているはずです。
そういえば自宅の庭にも確かまだあるはずなのですが、灯台下暗しのごとく全く無関心なのでありました。
太田道灌の故事に登場する有名な「七重八重 花は咲けども 山吹の 実のひとつだに 無きぞ悲しき」という歌は、その内容からあくまでも園芸品種の八重咲きのヤエヤマブキのことを指しており、通常のヤマブキは結実するとのことです。
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