( 2005/06/27 )
■思わず合掌
埼玉県深谷市の人見氏館の城跡めぐりのついでに人見氏の墓所が所在するとのことで時宗一乗寺に立寄りました。その寺院の本堂前の大甕の中で生育していたものです。午前11時30分ごろの撮影ですが、まだ完全には開ききっていないように見えたのですけれど、本堂の前で合掌する前にハスの花があまりに気品を漂わせていたもので思わず合掌してしまいました。
( 2005/09/08 )
■晩夏の風景
深谷城址北端の水田付近で撮影したもので、深谷城が湿地帯を要害とした平城であったことの名残でもあるようにも思われました。暑かった夏もそろそろ終わりに近づき、ぽっかりと穴のあいた蜂の巣のような種子の入った花床(かしょう)の虚ろな姿は何処か物寂しげな風景でした。
( 2015/07/29 )
■ゆれる陽炎
日和田館の水濠を見学に赴いたところ、折しも濠には蓮が満開でした。ひととおり拝見した後、この日のあまりの暑さに耐えかねて小休止すべく日陰を探して彷徨すると、近くのビオトープへと辿りつき、そこでも白蓮の花が目に飛び込み、その印象は今でも眩しく焼き付いています。その光景は恰も白日夢のようにも思えました。
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