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コブシの画像コブシのバナー
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日本名 コブシ、拳、辛夷
「果実がコブ状になり、種が子なのでコブシといわれる」という説があるようですが、何ともとってつけたような話ですのでいまひとつ信憑性に欠けるようです。
科/属 モクレン科モクレン属
学名 Magnolia praecocissima
開花時期 3月中旬から4月上旬
特徴など  一見「ハクモクレン」が開ききったときの状態によく似た形の花を数多くつけます。「こぶしの里」公園の方のコブシは大きいものでは15mほどの高木となっていますが古民家の庭先のものは8mほどの高さです。また、「タムシバ」(ニオイコブシ)もコブシによく似た花を咲かせます。花柄の下に概ね1枚の葉をつけるのが「コブシ」ですが、「ハクモクレン」や「タムシバ」の花にはともに葉はつくことはありません。ただし、開ききったハクモクレンとコブシはいささか見分けがつきにくい事例もありました。
 コブシの花がたくさん咲く年は豊作であるという言い伝えや、早春の山々にひろがるコブシの花を源氏の白旗と勘違いした平家の落人伝説など話題に事欠かない植物で、その姿はまさに代表的な春の風物詩です。
別名
俗名
方言
コブシハジカミ


コブシの画像 画像クリックで拡大
■1 埼玉県入間郡三芳町竹間沢
2006/04/01 撮影
どうにか咲いてくれた「こぶしの里」のコブシの花

コブシの画像
■2 埼玉県入間郡三芳町竹間沢
2005/03/24 撮影

コブシの画像
■3 埼玉県入間郡三芳町竹間沢
2005/03/27 撮影

コブシの画像
■4 埼玉県入間郡三芳町竹間沢
2005/03/31 撮影

コブシの実
■5 埼玉県入間郡三芳町竹間沢
2005/08/26 撮影
コブシの語源とされる実

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■6 埼玉県入間郡三芳町竹間沢
2007/03/06 撮影
今年は暖冬で開花の当たり年の予感が

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■7 埼玉県入間郡三芳町竹間沢
2007/03/09 撮影
乳白色の花弁が夕日に眩しく

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■8 埼玉県入間郡三芳町竹間沢
2007/03/11 撮影
確実に当たり年の様子に

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2007/03/12 撮影
昨年は殆んど咲きませんでしたが、その分を取り返す勢いが
■8 埼玉県入間郡三芳町竹間沢 「こぶしの里」

コブシの画像 画像クリックで拡大
2007/03/12 撮影
この花を定点観測することに
■10 埼玉県入間郡三芳町竹間沢 「こぶしの里」

コブシの画像 画像クリックで拡大
2007/03/12 撮影
そうはいっても別の花も
■11 埼玉県入間郡三芳町竹間沢 「こぶしの里」

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2007/03/14 撮影
背景の暗さが乳白色の花色をひときわ引き立てています
■8 埼玉県入間郡三芳町竹間沢 「こぶしの里」

コブシの画像 画像クリックで拡大
2007/03/14 撮影
同じ枝の蕾も次第に膨らみ始め
■9 埼玉県入間郡三芳町竹間沢 「こぶしの里」

コブシの画像 画像クリックで拡大
2007/03/14 撮影
背後の在来のこぶしの大木の方も満開に
■10 埼玉県入間郡三芳町竹間沢 「こぶしの里」

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2007/03/18 撮影
桜と見まごうばかりの満開状態に
■11 埼玉県入間郡三芳町竹間沢 「こぶしの里」

コブシの画像 画像クリックで拡大
2009/03/13 撮影
たまには裏側からの姿も
■11 埼玉県入間郡三芳町竹間沢 「こぶしの里」

コブシの画像 画像クリックで拡大
2010/03/28 撮影
「曇天の辛夷」もまた一興かと
■13 埼玉県入間郡三芳町竹間沢 歴史民俗資料館古民家前

観察の記録

( 2006/04/01 )
コブシの花が咲かない年もあるようで
 仕事柄コブシの開花動向は毎年気にしていますが、昨年の4月の始めころには概ね満開となり、訪れる人々の目を大いに楽しませてくれていました。しかし、今年に限っては古民家の庭先のみならず公園のコブシも殆ど花蕾がつかず、「こぶしの里」のネーミングが恥ずかしい状況となってしまいました。
 従って今回のコブシのページの作成に当たっては、なんと1年前の画像を活用することとなってしまった次第です。1月から2月にかけての大寒波の襲来や3月に入っての連日の強風など幾つかの原因が考えられます。けれども近所の民家のコブシは例年通りに見事な花を咲かせていましたので、あながち天候のせいだけではないようです。

( 2007/12/09 )
今年のコブシは例年になく満開
 2007年は暖冬のせいで例年よりも2週間以上も早く開花しました。しかし花の見ごろは予想していたよりも長期間にわたり、結局はお彼岸過ぎまで咲いてくれました。春先の強風の影響が殆んどなかったことも花期が長い理由であったと考えられます。
 それにしても、春先の話題を今頃更新するという怠惰な管理人なのでありました。

( 2010/03/29 )
春の嵐にもめげず
 2010年は例年に比べて遥かに蕾の数も少なかったのですが、例年よりは幾分早めの3月中旬頃には開花しました。ところが3月20日に発生した強風のために隣のハクモクレンの方は甚大な被害を受けて見事な大ぶりの花弁は四散し、後には茶色がかった無残な姿を曝す羽目に陥りました。
 一方この辛夷は花数こそ少なかったものの、大半は春の嵐を乗り越えてその後は順調に開花し春の訪れを告げていました。
 なお、この辛夷とハクモクレンの開花状況観察も満6年でピリオドを打つこととなりましたので、何処かで別の標準木を探さなくては...


コブシ

・2007/12/09 更新
・2010/03/29 画像追加

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