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⇒関連ページへリンク  琉球馬酔木(リュウキュウアセビ) 

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撮影場所 茨城県つくば市( 2017年3月25日 撮影 晴れ ) 花と葉

日本名 馬酔木(アセビ) ※標準和名
⇒誤って食べると足が痺れることから、あるいは牛馬が食べると中毒により酔っ払ったようになるといわれていることから呼称されたとも
科/属 ツツジ科アセビ属
学名 Pieris japonica (Thunb. ex Murray) D. Don ex G. Don 
開花時期 開花は2月下旬頃から4月上旬頃まで、果実は9月から10月頃
特徴など 山形県以南の本州、四国、九州地方に生育する常緑広葉低木の在来種で、元々は山地に自生していたものが庭などの花木として栽培をされるようになったそうです。ほかに海外ではヒマラヤ地域から中国雲南省などに分布するヒマラヤアセビ(P. formosa)かせあり、このほか北アメリカ、キューバにも数種類が分布しているということですが、日本国内ではリュウキュウアセビを含む2種類に限られています。。
庭の花木として植樹されているものには樹高2メートルから3メートルほどと、あまり大きくなっているものは見かけませんが、神奈川県の丹沢山地、箱根山、静岡県の天城山方面には自生馬酔木の群生があり、そうしたなかには高さ10メートルに達する高木になるものもあるということです。
アセビにはその枝葉に「アセトポキシン」(アセボトキシンとも)や「グラヤノトキシン」などと呼ばれる有毒物質が含まれているために、奈良公園や春日大社のアセビは鹿の食害の被害を受けることないという話は有名です。
こうしたことからかつては葉の煮汁が殺虫剤として使用されたこともあったようです。
なお、園芸種には鮮やかな赤紫色の花をつける「アケボノアセビ」(ベニバナアセビ)もあります。

※参考にした図鑑類など
「散歩で見かける四季の花」(2013/日本文芸社)
「花と木の名前1200がよくわかる図鑑」(2005/主婦と生活社)
「増補改訂版 園芸大百科」(2015/ブティック社)
「樹木図鑑」(2014/ナツメ社)
「樹木ガイドブック」(1997/永岡書店)
「樹木見分けのポイント図鑑」(2003/講談社)
「木の名前がわかる事典」(2005/成美堂出版)
「散歩の樹木図鑑」(2014/新星出版社)
「よくわかる樹木大図鑑」(2016/永岡書店)
「里山の植物(2009/NHK出版)」
「四季花こよみ 春」(1988/講談社)
「植物はすごい―中公新書2174」(田中修著/2012/中央公論社)


花言葉には「犠牲」「献身」などがあります。

※参考にさせていただいたサイトなど
「みんなの趣味の園芸」
「みんなの花図鑑」
「花と緑の図鑑」
「植物園にようこそ!」
「筑波実験植物園/植物図鑑」
「私の花図鑑」

別名
俗名
方言
別名は多く、音の転訛と思われる「アシビ」「アセバ」「アシミ」「アセボ」「アセミ」のほかに「シシクワズ」(「鹿が食べない」の意)などもあり、方言としては「ドクシバ」(高知県、愛媛県)、「ムギメシバナ」(岡山県、島根県)があります。

観察の記録

( 2017/03/25 )
春風のやむ時
 つくば市の「筑波実験植物園」で撮影をしたものですが、この時には近縁種で同属のリュウキュウアセビ(P. japonica ssp. koidzumiana)も見学することができましたので、折を見て後日アップする予定です。
この時は午後になり少し風が吹き始めてきたために、シャッタースピードを上げざるを得ず(アナログカメラでは焦点深度が浅くなる、デジカメでは被写界深度が浅くなる現象)、春風のやみ間を待って撮影しましたが、結果的にはともに画像の鮮明さを欠いています。
ともに拙宅にも生育しているドウダンツツジ(50年物)に似たツボ型をした白い小花を下向きにつけますが、葉の違いを別にすると三者ともに予備知識なしにちらっと一瞥しただけでは判別がむつかしいように感じました。


・2017/04/13 HP作成


アセビ


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