凸眺望良好な砦跡 公園整備に伴いやや地形変更が加えられているが、東西約30m×南北約70mの主郭とこれに伴う土塁、空堀、切岸などを確認することができる小規模な砦跡である。 北約500m付近に長畝の砦が所在し、戦国時代末期における小幡城の北東域外郭を防御する役割を担ったものと考えられている。長畝の砦を「下の城」とするのに対して「上の城」と呼称するという。(「日本城郭全集 3」「甘楽町史」より引用した)
( 2011/05/07 記述) 凸 公園化された砦跡 事前には低山特有の一定の篠竹の藪や荊との格闘を予想していましたが、実際には公園化として整備されているためそうした労苦とは無縁で、土塁、切岸等も適度に整備され当初の予想を超えて良好な環境下で見学することができました。無論植栽などの工事により多少の地形改変の跡が見られましたが、無名の城郭遺構でもありある程度はやむを得ない所なのなのかも知れません。主郭からは、牛伏山、八束城、天引城方面が遮るものなく一望でき、探訪の充足感は高揚する一方となりました。
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