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素人の趣味のため思い込みと間違いについてはご容赦を。お気づきの点などございましたらご教示願います。

千葉県佐倉市の城館索引へ戻る  洲崎砦付近 洲崎砦 洲崎砦付近
1歴史・伝承 2残存遺構 3訪城記録・記念撮影 4アルバム 5交通案内 6参考・引用資料 7更新記録
関連ページへのリンク  2009/03/18のブログ
所在地
 千葉県佐倉市臼井台
歴史、人物、伝承

臼井城の外郭防御ライン
 戦国時代末期における臼井原氏の印旛沼に面した臼井城北辺外郭の一部を形成する砦跡と想定されている模様です。東麓には船戸の集落が所在し、対岸の師戸城との連絡のための舟運の拠点とも推定されており、「印旛郡誌」によれば四方に土塁を備えた単郭構造であったとされているのですがあまり詳しいことは分かりません。。

確認可能な遺構
 台地崖線?
文化財指定
 なし
訪城年月日
 2009年3月18日 15時05分から15時15分
訪城の記録 記念撮影

 所在地不明...
 「奈良県立文化財センターのデータベース」と、その他の関連出版物が示す所在地には僅かな乖離があるらしく、前者では道路東側の現況家庭菜園の台地付近を明示し一応それらしい平場と切岸地形も所在しています。しかし、どうも狭隘に過ぎる感が無きにしも非ずというところで、後者では新設された道路反対側の西側台地を指している状況であるように思われました。この間は距離にして約50メートルほどの開きがあるようです。
 なお事後確認整理の諸状況から勘案する限りでは、どうやら後者の方が正解の様子かとも思われました。ただし当日の残り時間の関係で、前者の場所しか確認していない管理人なのであります(汗) 然もこの日は最大瞬間風速15mほどの突風らより資料バインダーの中身がまるごとごと吹き飛ぶというトラブルが発生しました。
 この折は軽い足取りでは追うことができない我が身故に、畑の中をひらひらと舞いながら飛び去っていく大切な資料を眺めつつしばし呆然としておりました。また折悪しく徒歩移動を前提に4か所分もの資料が含まれておりました。幸いにも当該地形は小規模ながらも砦跡南側の天然の防御線と思われる谷津状地形です。このため風の収まるのを待ちながら、速やかに全て回収に成功したと思いたい...所在地も余り明確でなかったので「概念図」の作成も断念いたしました(手抜き!)

( 2010/02/21 記述 )
洲崎砦付近の台地と崖線 ⇒ 画像クリックで拡大します
洲崎砦付近の台地
( 2009/03/18 撮影 )
訪城アルバム
洲崎砦付近の台地と崖線 ⇒ 画像クリックで拡大します
洲崎砦付近の台地と崖線 ⇒ 画像クリックで拡大します
凸1 台地と崖線
 比高差10mから15mほどの崖線を見ることができますが、印旛沼の干拓や宅地造成による土取りも想定されることから、あくまでも想定した画像に過ぎ無いのであります。
凸2 耕地の段差
 そうはいっても当該台地の南側には2mほどの人工的な段差が見られる地形もあり、そのまま自然の谷津に繋がっていることから砦の防御ラインであったようにも思えなくもないような...
交通案内

いつもガイド の案内図です いつもガイドの案内図

凸参考・引用資料
太字の資料は特に関連が深いもの、あるいは詳しい記述のあるもの)

■城郭関係
「関東地方の中世城館1埼玉・千葉」(1996/東洋書林)
⇒「千葉県所在中近世城館跡詳細分布調査報告書1」(1995/千葉県教育委員会)の復刻版

■郷土史・歴史関係
「千葉県の歴史 資料編中世1考古資料」(1998/千葉県)
 ⇒県内の発掘・学術調査が実施された中世城郭約70か所を収録されています。
 「洲崎砦」の名称が臼井城周辺の出城・外郭として記されていますが、いまひとつ所在地の表記が明確でないという印象があります。
「角川地名大辞典県12」(1984/角川書店)
「佐倉市史」(1971/佐倉市)
「千葉県印旛郡誌」(1912刊/1971崙書房より復刻、略称名を「印旛郡誌」とも)
 ⇒「臼井田町字洲崎にあり。四面は高堤(土塁)をめぐらし、外側には空堀を備えていた。東西南の三方は畑で北は印旛湖に臨む...この辺りもまた家臣の屋敷跡であり部屋城と称された...」(一部現代の文体に変更)との記述がある。

論考「下総国臼井城について」(篠丸頼彦氏)(「戦国史論集 関東中心/1980/東国戦国史研究会」)
 ⇒臼井城の砦群に関して個別に詳述され、南西部の隅欠の存在などの特徴を示している。
■史料


■その他


・2010/02/21 HPアップ
・2010/02/23 「印旛郡誌」からの引用を追記
・2010/02/28 参考資料追記
・2019/06/22 画像ズレ補正
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