( 2015/09/20 )
■苦節8年、実作業延べ2日
福島県白河市内に所在する白河小峰城の堀端近くの宅地のはずれ付近で、ムシトリナデシコ、セイヨウノコギリソウなどとともに撮影させていただいたものです。
その時点では「たぶんキキョウの一種だろうか?」としたものの全く特定に至らず、そのうちに失念してしまい長らく凍結されておりました。
今般植物画像の一斉在庫整理にあたり、いささか時間をかけて片っ端から手持ちの図鑑類とウェブサイトなどを参照し特定作業を始め、「サワギキョウ」「オトメギキョウ」などいくつかの候補を候補を絞りだしてみました。
まず「サワギキョウ」の場合にはまず生息地として想定できずに除外され、最も有力候補であった「オトメギキョウ」(草丈20センチメートル以内)も花の形状はたいへんよく似てはいるのですが、画像のものは草丈が腰高あたりまであり、かつ花色や葉の形態も大分異なることから除外されました。
ふたたびそのまま宙に浮いた状態となるのかと懸念しましたが、九州地方に限られた絶滅危惧品種の山野草であるヤツシロソウのキーワードから関連付けてようやく今回の推定に至りました。(レベル低すぎであります(^_^;))
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