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「1」撮影場所 山形県米沢市館山( 2015/04/26 撮影 晴れ )
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「2」撮影場所 山形県米沢市広幡町成島( 2015/04/26 撮影 晴れ )

日本名 猩々袴(ショウジョウバカマ)
科/属 従来はユリ科ショウジョウバカマ属としていたが、近年はシュロソウ科ショウジョウバカマ属(「色で見分け五感で楽しむ野草図鑑」2014年ナツメ社刊ほか)としている。
学名 Heloniopsis orientalis
開花時期 3月下旬頃から6月頃までの雪解け後の湿り気の多い山野に見られる
特徴など 北海道、本州、四国、九州の山地に広範囲にわたって分布する春を告げる植物で花期の草丈は25センチメートルぐらいだが、結実するときには50センチメートル程度の大きさまで成長する。
その呼称については、能楽などにも登場する伝説の「猩々」のイメージから呼称されたという説が有力であるとされているが、そもそも「猩々」自体のイメージからして相当に曖昧な要素が多く、その酒気を帯びたような「赤ら顔」を花に喩える事例のほかに赤みを帯びたロゼットに喩える事例もある。
葉の先端から子株を伸ばして繁殖する常緑の多年草で、6枚の花被片を単位とした集合花。
花色は赤紫や青紫などがあるが、日照条件などの生育環境により差違が見られる。
低山地や丘陵地帯では、陽当たりの良否に関係なく湿地のような環境を好んで生育し、イチリンソウやカタクリ、ヤマエンゴサクなどに混じって咲いている。
本州と四国には白花のシロバナショウジョウバカマが分布するという。
花言葉は「飲み過ぎに注意して」とやけに具体的。
別名
俗名
方言
一般的な別名は無いが、方言名としてアジキバナ、オトコカタゴ、カオバナ(顔花)、カンザシバナ(笄花)、コンロンバナ、チャセンバナ(茶筅花)、ハッカケバナ、ヤチカタゴ、ユキワリバナ(雪割花)などがあるという。

観察の記録

( 2015/04/26 )
謙虚な酒好き
 「猩々」とは中国の揚子江地域に棲んでいたと伝わる架空の動物で、人の言葉を理解し、赤い顔をして赤い袴をはき、酒好きで毎晩酒を飲み踊り明かしていたという。ある晩のこと猩々はいくら飲んでも尽きることの無い酒壺を酒屋を営む孝行な若者に与えて、その若者の孝養を賞したともいわれている。まことに酒好きには都合の良い伝承故事であります。
 多分に太陽光線の加減も影響しているとは思いますが、ヤマエンゴサクなどに似て、少し陽当たりのよい場所ではより赤みが強く、反対に陽当たりの少ない場所では青みがかった紫色をしておりました。
 館山地区では豊富な雪解け水、成島神社では自然の湧水の近くというように総じて水分豊富な環境を好みますが、けっして大きな群落を形成することはなく数株ほどが固まって棲息しておりました。


・2015/05/27 HP作成


ショウジョウバカマ


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