( 2015/04/26 )
■謙虚な酒好き
「猩々」とは中国の揚子江地域に棲んでいたと伝わる架空の動物で、人の言葉を理解し、赤い顔をして赤い袴をはき、酒好きで毎晩酒を飲み踊り明かしていたという。ある晩のこと猩々はいくら飲んでも尽きることの無い酒壺を酒屋を営む孝行な若者に与えて、その若者の孝養を賞したともいわれている。まことに酒好きには都合の良い伝承故事であります。
多分に太陽光線の加減も影響しているとは思いますが、ヤマエンゴサクなどに似て、少し陽当たりのよい場所ではより赤みが強く、反対に陽当たりの少ない場所では青みがかった紫色をしておりました。
館山地区では豊富な雪解け水、成島神社では自然の湧水の近くというように総じて水分豊富な環境を好みますが、けっして大きな群落を形成することはなく数株ほどが固まって棲息しておりました。
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