( 2008/10/10 )
■木登りには向いている
かつて昭和の終わり頃までは自宅の庭にも高さ4メートル前後のキンモクセイがあり、毎年秋になると芳しい香りをふりまいておりました。記憶によればそれ以前には確かジンチョウゲとオトメツバキが植えられていたところなので芳香のある樹木つながりとなっていたようです。いつの頃に伐採することになったのかについては余り記憶が定かではないのですが、当時は毎日子どもたちが木登りをしていたためなのかは分かりませんが、次第に樹勢が衰えて枯れ始めてきたことなどもあり、おそらく昭和の終わりころには危険防止のために伐採の憂き目に。けれどもその後、根を掘り出すのが面倒なので切株のままにしておいたところ、何時の頃からか芽吹きが始まり細い枝ながらも再生が始まりました。しかし、数年後には車の出入りに伴う車庫の拡張が必要となり敢え無く処分されたように記憶しています。
画像は、以前勤務していた施設の庭に植樹されていたものです。キンモクセイの芳香は風向きにもよりますが、通常でも半径50メートルくらいまでは到達するようで、近所の畑に植えられている樹高約7mのものは開花時には軽く100m位までは芳香が伝わります。いまでも散歩のときなどにこの香りを嗅ぐと、自宅の子どもたちが盛んに木登りを行っていた姿が目に浮かんできます。
|