( 2008/05/19 )
■「キンカン塗って、また塗って..♪♪」
冬の間、モノトーン気味風景の中では唯一仄かな彩りを添えてくれる心和む果実です。
恥ずかしながら夏の間に柿の花と同様に、小さな白い花が咲いているのをいつも見過ごしております。さらに恥をさらせば、たぶん20歳代の半ば頃までは虫さされの薬で有名な「キンカン」と、この木の実である「金柑」をてっきり同じものだと誤解しておりました。
子どもの頃には少し風邪をひくと、しばしば「金柑」を煎じて「金柑湯」として飲まされた記憶があります。インフルエンザには殆ど効果はなさそうでしたが、熱もさほど高くなく少しのどが痛いぐらいの時の民間療法の定番だったのでしょう。現在のように「喉飴」などというものは普及しておらず、高価な薬用の「浅田飴」などしかない時代の話でした。
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