( 2017/05/04 )
■「なんじゃもんじゃ」の一日
この日は両親が眠っている都立染井霊園の墓参てしたが、せっかくなので久しぶりに「小石川植物園」(江戸時代の徳川綱吉屋敷跡、小石川養生所跡など)へ立ち寄ったような次第でした。巣鴨からは地下鉄三田線に乗り白山駅で下車。白山駅からは徒歩3分ほどなので、ついでのついでに「八百屋お七の墓」と「お七地蔵尊」にもお参りを。
なお、この日はたまたま「みどりの日」でしたので幸いなことに入園無料でしたが、連休の最中ということもあり、家族連れ、高齢者の団体などで賑いを見せていました。植物画像の撮影はおもに「標本園」と「薬草園」を軸に40種ほど。「薬草園」を見学し、ふと腰を伸ばして後ろを振り返るとこの巨木(後日知ったところでは樹木愛好者にとってはかなり有名な巨木です)が否応なしに目に入りました。樹高は凡そ25メートル前後くらいの高木ですが、何と言っても目立つのはあたかも雪が降り積もったようにも見える見事な白花でした。ただし、この時点ではこの日の暑さと疲労のために近くまで近づくようなことはなく、恥ずかしながら「名称不明」のままとなりました。この樹木が「ヒトツバタゴ」(別名をナンジャモンジャの木)であると確認したのは大分あとのことですが、この樹木との出合い方としては正に「王道」なのかとも思います(^_^;)
自宅最寄駅からの帰りがけに、出がけに気になっていた樹高10mほどの名称不明の白花が咲く大木を観察して自宅へと戻りましたが、後になりなんとこの樹木もまた「ヒトツバタゴ」の一種の「セイヨウヒトツバタゴ」らしいことが判明しました。この両種の違いは割合難しいようで、とくに樹木関係に疎い小生にとっては未だに難問となっております。
( 2017/05/09 )
■錆びついた頭
画像のものは茨城県つくば市の「筑波実験植物園」(略称つくば植物園)の小高木類がつづく遊歩道沿いに生育していたもので、樹高も10m前後とそれほど大きくはなく、花つきも目を見張るほどのものでもありませんでした。このため、その「ヒトツバタゴ」の説明プレートを確認しても、その時点では周辺の環境の相違もあって、恥ずかしながらまったく「小石川植物園」の巨木とは結びつきませんでした。錆びついた自分の頭の中で、ほぼ同時期に眺めていた「ヒトツバタゴ」の仲間がようやくひとつに繋がったのは、図鑑類を眺めていた時でこの更新のわずか1日前なのでありました。
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