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ハンカチノキ ハンカチの木 ハトノキ ダビディア オオギリ ユウレイノキ 幽霊の木 ハンカチツリー ミズキ科ハンカチノキ属 ダビディア科 オオギリ科 耐寒性落葉高木 中国原産 花の図鑑 植物図鑑 植物 画像 写真 フリー画像 加工自由の画像 ⇒ 画像クリックで拡大します
近年はあまり珍しくはなくってきたハンカチノキですが、「みどりの日」なので
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トリミングしていますが、画像の左手には大勢の団体客がいました
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想定される樹齢から想定すると、この木が国内初の植樹なのでしょうか
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「柱頭」を撮影しているのですが、レンズ交換ができずよく見えません
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少しだけ見えますが、やや木陰になっているためこの画像も不鮮明です
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今度は雄蕊に隠れて雌蕊が見えず・・・
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地面に落ちていたものなので、今度は柱頭部が曲がっているようです
撮影場所 東京都文京区 ( 2017年5月4日 撮影 晴れ ) 

日本名 ハンカチの木(ハンカチノキ)
⇒英語名の和訳で、垂れ下がった白い苞葉がハンカチのように見えることから呼称されました。
科/属 ミズキ科ハンカチノキ属
※ハンカチノキ属は本種のみとされていますが、その科名については、1980年代頃から使用されていた「クロンキスト体系」では「ミズキ科」に分類され、遺伝子解析による「APG植物分類体系」では一時はニッサ(ヌマミズキ)科とされ、現在はミズキ科に含まれています。なお、花の構造の進化による分類法である「新エングラー体系」によればハンカチノキ科とされています。(この項は「みんなの趣味の園芸」「筑波実験植物園」のホームページ記述を引用しました)
学名 Davidia involucrata Baill.  (ダビィディア インウォルクラタ)
開花時期 4月から6月の間とされていますが、実際の花期・見頃については10日から2週間ほどです。
特徴など 中国の四川、雲南、貴州、湖北、チベット東部地域原産の耐寒性落葉高木で樹高は15mから20mほど、ジャイアントパンダの存在を確認したフランス人のアルマン・ダビッド神父(1826−1900)により見いだされ当時のヨーロッパへと伝わったとされています。
我が国へは1952年に輸入されたという説と、1958年に東京の「小石川植物園」に移殖されたのが始まりであるとの説があり、長らく希少な種として「植物のパンダ」などとも呼ばれて珍重されていましたが、近年になり公園や庭木などとしても植樹され普及するようになりました。
元々その自生地は標高2000mほどの高原であることから、けっして耐暑性が強いわけではありませんが、四国や九州でも栽培され開花しています。
また、かつては実生の確率も低く、また挿し木による難しいとされていましたが、より有効な取り木、挿し木の方法が考案されているようです。
白い花弁に見えるものは2枚からなる長さ7センチメートルから20センチメートルほどの大小の苞葉であり、花弁は全く存在せず苞葉の間から突き出した全体的に球形をなす花序には、1本の花柱と多くの雄花群を有する球形の集合体から構成されています。(※この説明では非常に分かりにくいものがありますが、下記の「園芸植物大事典」(1994/小学館)には詳しい図解が掲載されています)
この「小石川植物園」や「新宿御苑」のものが特に有名とされていますが、その花期は比較的短いことから開花情報などを確認してから訪れる必要があります。
なお、やや紛らわしいことにアカネ科の落葉低木に「ハンカチノキ」(あるいはハンカチの花とも)という流通名のものがありますが、これは一般に崑崙花(コンロンカ)と呼ばれる楕円形をした萼片の一枚だけが白くなった小花を指します。

花言葉には「犠牲」というのがありますが、その花言葉と白いハンカチからは「白い旗の少女」(沖縄戦の悲劇)の話が頭に浮かびます。

※参考にした図鑑類
「散歩で見かける四季の花」(2013/日本文芸社)
「花と木の名前1200がよくわかる図鑑」(2005/主婦と生活社)
「だれでも花の名前がわかる本」(2015/講談社)
「季節の花図鑑」(2004/日本文芸社)
「木の名前がわかる事典」(2005/成美堂出版)
「講談社ネイチャー図鑑 樹木」(2007/講談社)
「日本の樹木500超!」(2017/栃の葉書房)
「散歩で見かける街路樹・公園樹・庭木図鑑」(2012/三省堂書店)
「園芸植物大事典」(1994/小学館)

※参考にさせていただいたサイトなど
「みんなの趣味の園芸」
「植物園にようこそ!」
「筑波実験植物園/植物図鑑」
「四季の山野草」
「かくれみの 木々との語らい」
別名
俗名
方言
別名「鳩の木」(ハトノキ、英語名の和訳)、「ダビディア」(発見者の名前から)、「大桐」(オオギリ)、「幽霊の木」(ユウレイノキ)、「ハンカチツリー」(英語名の和訳)などともいいます。

観察の記録

( 2017/05/04 )
恨めしい幽霊の木
 連休の最中の5月4日みどりの日に、巣鴨で両親と姉の墓参りを行った後に、都内にある「小石川植物園」で撮影をしたものです。花の見ごろとしてはちょうど最盛期で、また肉眼で眺めたのはこの時が最初です。比較的珍しい植物であることから、できれば花の雌蕊と雄蕊の様子などをじっくりと観察する心づもりでしたが、この日は好天の「みどりの日」の無料開放ということも重なり、団体客も多く全体として込み合っていました。このため観察ポイントを長時間にわたり占有することは憚られ、またその近くでレンズ交換をしているような暇もなかったことから、このように上記のような画像ばかりとなってしまいました。花の構造を分かりやすく説明できる画像が不可欠だったのですがまったく以て上手くいきませんでした。
 植物画像の撮影はおもに「標本園」と「薬草園」を軸に40種ほどでしたが、逸出し自生している植物も少なくなく、この時期にはオオアマナ(オーニソガラム)、クサノオウ、サキゴケなどが標本園内を含めて所構わず繁殖中。このため本来の説明プレートがあまり役に立たない状況も垣間見られましたが、時々吹き渡る初夏の風は爽やかで新緑のいろはモミジの木陰はまことに居心地の良い空間でした。


・2017/05/31 HP作成


ハンカチノキ


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