( 2016/06/10 )
■風景になじむ姿
茅ヶ崎城の広い城址公園をこの時期訪れていた人は皆無で、贅沢にも小机城同様に城跡を独占することができました。ところが事前に想像していたよりも夏草が元気に繁殖し郭一面を覆い尽くし、復元された主郭の小屋址の石も草に覆われ足でかき分け捜索するような始末でありました。日差しの強い梅雨入り目前の蒸し暑い時期でしたので人気がないのは尤もなことではあります。
ハクチョウソウの画像は駅前から城址公園へと赴く歩道脇の茂みに、初夏の南風に揺らめきながら野草のように生育していたものです。こちらも元々は栽培していたものとおもわれましたが、どちらかといえば半ば自生するように周囲の風景に溶け込んでおりました。その優美さとは対照的に案外気温の変化などにも強いのかのしれません。また、漢字で表記するとあくまでも「白蝶草」とされてはいますが、花を横の方から眺めると「飛び立つ白鳥」のようにも見えなくもありません。
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