( 2008/07/26〜2008/08/27 )
■宝石箱の運命
画像のように色合いが実に多彩なので、あたかも宝石箱のような印象があります。むろん本物の宝石ではなく、よく女児があつめているようなガラス玉やプラスチック製の商品のイメージですが。
この年は秋が深まる前に次第に萎れていきましたが、その後2016年にプランターに植えた2本の苗は11月中旬まで球形の赤や緑色の実をつけていました。しかし、晩秋から初冬にかけて萎れはじめたころ、ヒヨドリなどの餌に窮した野鳥のごはんとなり、植物としてその役割を全ういたしました。
近年野鳥が生息していた平地林が大きく減少し、これに伴い餌となるべき木の実や昆虫類も減少してしまい、ここ5年ほどの間に家庭菜園や花壇での鳥害が目立ってまいりました。
ある程度の摂取は許容していくべきとも考えるのですが、冬季には定番となるビオラ、パンジーなどが真っ先に標的となり、前日植えこんだものが翌朝には丸坊主となってしまうとやはりショックは隠せません。とくに黄色系統、赤色系統のものに興味があるようです。年末にプランターに植えこんだプリムラ・ジュリアンも1日で丸坊主になりましたが、その後3か月を経て再生させやっと観賞に耐えられる状態になってきたと思っていた矢先にまたもや丸坊主に・・・(^_^;)
野鳥たちの住処と食物連鎖の循環を剥奪した人間の振る舞いに根本的な問題があるとはいうものの、生態系を破壊していくことの報いを受けていると受忍するのが正しいのかどうか悩んでいます。
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