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「ドクダミ」(別名をジュウヤク) ⇒ 画像クリックで拡大します
撮影場所 埼玉県ふじみ野市(現) ( 2005/06/16 撮影 曇り )

「ドクダミ」(別名をジュウヤク) ⇒ 画像クリックで拡大します
花がその役割を果たす?と萎れてゆく包葉(茶色の部分)も趣があります
「ドクダミ」(別名をジュウヤク) ⇒ 画像クリックで拡大します
撮影場所 神奈川県横浜市港北区 ( 2016/06/10 撮影 晴れ )

日本名 ジュウヤク(十薬)
 ⇒和名は「ドクダミ」の方が有名で、毒を矯正する意味から呼称された。また、ジュウヤクも多くの病気や怪我に効能があることに由来しているそうです。
科/属 ドクダミ科ドクダミ属
学名 Houttuynia cordata
開花時期 5月から8月頃まで
特徴など  地下茎で横に伸びて繁殖するため、放置しておくとグランドカバーのようになります。よく目立つ白い4弁花のように見えるものは苞葉(ほうよう)で、たまに昆虫類?の食害に遭っているのを見かけます。本来の花は真ん中の高さ1.5センチから2センチほどの花穂の部分で、小さな黄色い花を無数に付けます。
 かつて農山村では家庭用常備薬として採取された時代もあり、動脈硬化の予防、急性腎炎、切傷、虫さされなどに効き目があるとのことです。茎や葉には独特の臭みがあるために、あまり好まれないようですが十分鑑賞に値します。
 また、春から夏にかけての若芽や葉、地下茎も調理法によっては食用となるとのことです。
別名
俗名
方言
 代表的な方言としては、イシャゴロシ(医者殺し)、ウマクワズ(馬食わず)、ガイロッパ、カミナリノヘソ、ゴゼンシリヌグイ、ジゴクソバ(地獄蕎麦?)、ジョロウグサ(女郎草⇒たぶん苞葉が白いことから)、シンダモングサ(死んだ者草)、テクサレ(手腐れ)、ドクダメ(毒溜)、ドクダンソウ、ヘクソカツラ、ヤクビョウグサ(厄病草)など、何れも否定的な言い回しに充ち溢れております。

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ドクダミの画像 ⇒ 画像クリックで拡大します
■1■2008/06/10ふじみ野市
ドクダミの画像 ⇒ 画像クリックで拡大します
■2■2008/06/02 左同
ドクダミの画像 ⇒ 画像クリックで拡大します
■3■2006/05/29 左同

観察の記録

( 2008/06/11 )
白と緑の対比が美しく
 個人的には花のように見える4枚の包葉と鮮やかなハート型の緑色の葉のコントラストが結構気に入っております。無論世間一般(とくに家内)では雑草であるとの認識から、一昨日と昨日にかけて全て除草の対象となりました。しかし繁殖力の旺盛な地下茎故に、1ヶ月後の梅雨明けの頃には確実に復活を果たします。かくしてお盆明けには再び駆除の対象になってしまうのであります。そして来年の5月頃になると再び勢力を盛り返し...早い話が毎年、イタチごっこをしているようなものにございます。
 嗅覚の鈍い管理人でも、ノゲシの若葉同様に余り食したいとは思いませんが、そのうち食糧危機に備えて茹でた後によく水でさらして天ぷらにでもしてみようかとも...巷間では日陰を好むなどともいわれておりますが、なかなかどうして真夏の紫外線の直射も何のその。

( 2016/06/10 )
偶々ですが
 白い4弁花のように見えるものは苞葉(ほうよう)で、初夏から晩夏頃まで咲いているのをよく目にしますが、こうして画像を整理していてふと気が付くとおそらく8年ぶりに撮影したこのドクダミは前回とはわずかに1日違いでした。ついつい年中咲いているように錯覚してしまうドクダミですが、人が関心を寄せる季節というのがあるものだなどと改めて気が付くような次第です。
 本来は地下茎で増殖していくという機能を保有しているのにもかかわらず、こうしてていねいに包葉に守られ花を咲かせるドクダミの不思議な生態などに思いをよせる季節でもあるようです。
 東急日吉駅前の花壇の植え込みの中で撮影したものです。


・2008/06/12 HP作成
・2017/02/20 画像追加


ジュウヤク(ドクダミ)


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