( 2008/06/17 )
■伊達政宗に滅ぼされた戦国大名二階堂氏の本拠地
近世の絵図などから、須賀川市内の市役所北側400mほどの地点に所在する二階堂神社付近が主郭(本丸)跡と推定されています。その境内隣の民家境付近に咲いていたものです。
このほか境内にはムラサキツユクサも大量に咲いておりましたが、あいにく光線の加減で日陰になっていたためホワイトバランス調整に失敗いたしました。
現地にはかつての須賀川城跡であることを示す解説版・略図なども設置され、かつ社殿の建つ部分には高さ2mほどの段築が施されていました。この人工地形が城跡の残滓のようにも思えますが、社殿の建立に伴う普請によるものなのかどうかについては分かりかねました。
これ以外の現状の地形としては、南側の市役所方面と比べ全体として比高差3mほどの微高地を形成していることがわかるという程度でありました。 また主郭部分から見て東側の方も緩い上り坂が形成され幾分微高地となっていることから、かつての郭跡(多分二の郭)の形跡を示しているにも思えるのでありますが詳細なことは不明です。何れにしても資料不足に加えて市街地のど真ん中に所在しているという現実と、当面はそれ以上の収穫は見込まれそうにもなく滞在時間も限られていることから次の目的地へと速やかに移動をしていったのであります。
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